FINAL FANTASY VII BEFORE CRISIS

エピローグ 『戦友をつなぐ交声曲』
  ミッドガル [υ]-εγλ 0007/12/9

[υ]-εγλ 0007/12/9

重役会議室
神羅査問会議

???:
 ・・・・・
 以上がタークスの問題行動の報告です

プレジデント神羅:
 ご苦労

スカーレット:
 社長
 タークスは当然廃止
 生き残った3人も処刑でいいわね

ツォン:
 ・・・・・・

プレジデント神羅:
 うむ
 それでは処分を言い渡す
 総務部調査課 通称タークスは・・・

???(ルーファウス):
 待ってもらおう

スカーレット:
 !?

プレジデント神羅:
 ルーファウス!?

スカーレット:
 なぜここに?
 長期出張のはずでしょ?

ルーファウス:
 フッ
 神羅カンパニー最大の損失を食い止めるため

スカーレット:
 損失?

プレジデント神羅:
 ・・・・・・
 わが社の繁栄はもはや揺るぎない

ルーファウス:
 どうやら・・・
 私の不在の間にずいぶんと老いぼれたようだな

プレジデント神羅:
 なにっ?!

ルーファウス:
 常にあらゆるリスクを想定し備えるべし
 それが経営者の心得と私に説いたのは社長自身のはずだが

プレジデント神羅:
 お前・・・

プレジデント神羅:
 いったい何を・・・

ルーファウス:
 単刀直入に言おう
 タークスを存続させろ

プレジデント神羅:
 それはできん
 今やタークスの存在そのものがわが社のリスクだ

ルーファウス:
 その認識は誤りだ
 今回もヴェルドとアバランチリーダーを抹殺した
 これこそタークスの忠誠心の表れにほかならない

ルーファウス:
 何か問題でも?

プレジデント神羅:
 くっ

--神羅ビル屋上--

ルーファウス:
 ご苦労
 ツォンにしてはなかなかの名演技だった

ツォン:
 我々は副社長に多大な借りができました
 タークス全員の思いを汲んでいただきありがとうございます

ルーファウス:
 フッ
 勘違いするな

ルーファウス:
 工作はお前達のために行ったわけではない

ツォン:
 ・・・・・・

ルーファウス:
 どうしてもと言うならば・・・

ルーファウス:
 謝意はお前達の働きで示してもらおう

ツォン:
 はっ

--ルーファウス去る--

レノ:
 たった3人か・・・と

ルード:
 不足か?

ツォン:
 いかなる状況でも任務は必ず遂行する
 主任や・・・

ツォン:
 いなくなった仲間のためにも・・・

アナウンス:
 緊急事態発生
 緊急事態発生
 壱番魔晄炉に侵入者あり

レノ:
 んだよ
 早速仕事か

ルード:
 行くぞ

レノ:
 はいはい、と

レノ:
 ツォンさん?

--ツォン髪を解く--

ツォン:
 これからタークスは新体制となる

レノ: 
 でも変わらないことがひとつあるぞ、と

ツォン:
 仕事へのプライドだ

ルード:
 はい

ツォン:
 行こう

_____________
報告書

[υ]-εγλ 0007/10/5

アバランチリーダー暗殺

元タークス主任ヴェルド抹殺

散弾銃 殉職

文責 ルーファウス神羅
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そして新たな危機が始まる


--エンドロール--


メテオ襲来


???:
 はぁはぁ

レノ:
 よしっ、と
 四番街避難終了!!

???:
 レノ!!

レノ:
 おっ!
 そっちはどうだ?

ルード:
 弐番街の民間人も全員避難した

イリーナ:
 参番街も完了です

レノ:
 残すは・・・

イリーナ:
 伍番街です

レノ:
 急ぐぞ、と

イリーナ:
 はいっ

レノ:
 メテオはもうすぐそこまで来てる


イリーナ:
 ツォンさん!!

ツォン:
 みんな

ルード:
 住民達は?

ツォン:
 瓦礫の奥に取り残されている

レノ:
 どかすぞ、と

イリーナ:
 ツォンさん!
 後ろ!!

--瓦礫が燃えあがる--

イリーナ:
 そんな・・・

ルード:
 ひどい・・・

レノ:
 4人じゃムリだぞ、と

ツォン:
 これまでか・・・

???:
 どんな任務も遂行するのがタークスだろ

???:
 諦めるなんて許さないわよ
 先輩がた

ツォン、レノ、ルード、イリーナ:
 !?

ツォン:
 ヴェルド主任!

レノ:
 お前ら!

イリーナ:
 姉さん達!
 来てくれたのね

ルード:
 ・・・・・・

ヴェルド:
 どうした主任?
 早く我々に命令を出せ

ツォン:
 !?

散弾銃:
 さぁ

ツォン:
 タークスおよび元タークスに告ぐ

ツォン:
 至急残りの民間人を救出
 避難させろ

全員:
 了解!!

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