FINAL FANTASY VII BEFORE CRISIS
◎ 第6章 『今宵汚れなき世界で』
ミッドガル 八番街 [υ]-εγλ 0001/12/22
ミッドガル 八番街
[υ]-εγλ 0001/12/22
PM 22:00
12月22日
レノ:
今日のお仕事も無事終了、と
散弾銃:
エキサイティングな一日だったわ
レノ:
ルード
帰ろうぜ
ルード:
すまん
おれは用がある
レノ:
そうか・・・
んじゃ また明日な、と
散弾銃:
ごきげんよう
ルード:
あぁ またな・・・
--ルードが去る--
レノ:
怪しいぞ、と
散弾銃:
え?何かしら?
レノ:
ルードの奴、最近どこかに通いつめてる
散弾銃:
そういえばそうね
レノ:
これは、調べるしかないぞ、と
散弾銃:
レノさんってば・・・
仕事以上に生き生きしてるわね
--レノが去り、散弾銃の携帯に着信--
散弾銃:
はい 散弾銃よ
レノ:
やあ 散弾銃君
任務だ
散弾銃:
レノさん!?
レノ:
ルードを追跡し 行き先を突き止めろ
散弾銃:
冗談でしょ?
レノ:
頼んだぞ
散弾銃君、と
散弾銃:
・・・・・・
降参よ
やってみる
その代わりやるからには徹底的に行くから!
散弾銃:
私としたことが!
ターゲットをロストしてしまったわ
街の人に聞き込みをして
ターゲットの居場所を特定しなきゃ
散弾銃:
質問よ
サングラスをした黒スーツで丸刈りの男性を見ていない?
女性:
まぁ!
その人なら・・・
私の好みのタイプよ
でもそんな素敵な人見かけてないわ
散弾銃:
ちょっとよろしくて?
サングラスをした黒スーツで丸刈りの男性を見ていない?
男性:
見てないよ
そんなあからさまに怪しい人を見かけたら
忘れるわけがない
散弾銃:
ちょっとよろしくて?
サングラスをした黒スーツで丸刈りの男性を見ていない?
青いスーツの男:
あぁ
魔晄炉通路の入口から東側に行くといっていたよ
散弾銃:
あら、そう
散弾銃:
ここにはいないわね
女性:
青いスーツの男はウソつきで有名なのよ
気をつけてね
もしかしてもうだまされてたりして?
散弾銃:
質問よ
サングラスをした黒スーツで丸刈りの大男を見ていない?
男性:
もしや・・・
あの男・・・
そうだ!!
今日は見てないねえ
散弾銃:
黒スーツの丸刈りが来ていないかしら?
バーのマスター:
あぁ ルードさん?
今日はまだ来てないよ
散弾銃:
あら、そう
キャー
誰か!
誰か助けてー!
女性:
助けて
この人しつこいんです
あらくれ:
なんだお前は?
人の恋路を邪魔するな!!
--あらくれとバトル--
あらくれ:
ちくしょう!
これで勝ったと思うなよ
女性:
ありがとうございました
せめてお名前を・・・
散弾銃:
散弾銃よ
また何かあれば私の名を呼ぶといいわ
女性:
そうしてみます
散弾銃:
質問よ
サングラスをした黒スーツで丸刈りの男性を見ていない?
助けた女性:
捜してる人見かけました
散弾銃:
どっちへ行ったかしら?
女性:
東のほうへ走っていきました
散弾銃:
あら、そう
女性:
よかった
お役に立てて
あらくれ:
待っていたぜ
今度は仲間も呼んでいるんだ
行くぞ!
--あらくれとバトル--
あらくれ:
うわー
勘弁してくれ
散弾銃:
質問よ
サングラスをした黒スーツで丸刈りの男性を見いない?
あらくれ:
ああ
そいつとならしゃべったぜ
何の用かは知らないが
地下下水道へ行くって行ってたな
地下下水道にはマンホールから入れるぜ
散弾銃:
質問よ
サングラスをした黒スーツで丸刈りの男性を見ていない?
男性:
その人ならさっきここを下りてったよ
散弾銃:
質問よ
サングラスをした黒スーツで丸刈りの男性を見ていない?
あらくれ:
ああ、その人かい?
さっき俺をモンスターから助けてくれたんだ
そういえば・・・
この後花を買いに行くって言ってたな
場所を教えたら慌てて戻っていったよ
散弾銃:
花売りはどこにいるのかしら?
男性:
花売り?
西の広場のモミの木の下にいるはずだ
丸刈りの男にも聞かれたなぁ
散弾銃:
ありがとう
(ルードさんは花がすきなのかしら)
助けた女性:
あなたが捜していた人見かけました
そこの上の道を走っていきました
広場に行ったと思います
散弾銃:
ありがとう
女性:
この木のライトアップはこの時期の恒例です
神羅カンパニーの出資によるもので今年は20回目です
今年の作品テーマは『不滅の愛』
光ひとつひとつがこの星の人たちの愛を表しています
この星も愛も永遠に続くようにとの願いが込められています
散弾銃:
質問よ
サングラスををした黒スーツで丸刈りの男性を見ていない?
花売り:
はい 見ました
両手いっぱいの赤い花を買ってくれたわ
散弾銃:
どこに向かったか分からないかしら?
花売り:
バーに行くって言ってたわ
散弾銃:
あら、そう・・・
(ルードさん、花、バー、この3つの謎を解く鍵は何?)
--バー--
???:
ありがとうルード
私の好きな花覚えててくれたのね
ルード:
・・・偶然だ
来る途中で押し売りされた
???:
ふ~ん
偶然ねぇ・・・
それでもやっぱりうれしい
ルード:
チェルシー
・・・・・・
チェルシー:
ルード?
照れてるの?
ルード:
チェルシー
・・・・・
からかうのはやめてくれ・・・
チェルシー:
うふふ
ごめんなさい
散弾銃:
(ステキ!)
(ふたりだけの世界ね)
--2時間後--
チェルシー:
うふふ
それ本当?
ルード:
ああ・・・本当だ
ウソのような話だけどな・・・
チェルシー:
お仕事の方は大変なの?
ルード:
それほどでもない・・・
チェルシー:
・・・・・
体には気をつけてね
ルード:
・・・・・・
心配には及ばない
・・・・・・
でも
ありがとう
チェルシー:
うふふ
今日も楽しかったわ
でもそろそろ帰らなきゃ
ルード:
・・・送る
チェルシー:
ひとりで平気よ
ルード:
いや 送りたい
散弾銃:
(大変!)
(見つかるわけにはいかないわ)
--ルード達去る--
散弾銃:
危なかったわ
それから・・・
あのふたりはそっとしておくべきね
12月23日
レノ:
今日のお仕事も無事終了、と
散弾銃:
エキサイティングな一日だったわ
レノ:
ルード
帰ろうぜ
ルード:
すまん
おれは用がある
レノ:
そうか・・・
んじゃまた明日な、と
散弾銃:
ごきげんよう
ルード:
あぁ
またな・・・
--ルードが去る--
レノ:
散弾銃
散弾銃:
何かご用?
レノ:
昨日の調査結果を報告したまえ、と
散弾銃:
そのことはなかったことにしましょう
レノ:
どうしたんだ?
タークスのくせに任務失敗したのかな?
散弾銃:
ルードさんの恋を邪魔しちゃ悪いわ
レノ:
何!?
そりゃ一大事だ
早速俺たちも現場に急行するぞ、と
散弾銃:
待って!
--レノが去り、散弾銃の携帯に着信--
散弾銃:
(またレノさんね)
ヴェルド:
ヴェルドだ
ヴェルド:
八番街でモンスターが大量発生した
お前が現場にいちばん近い
現場に行ってモンスターを全て排除しろ
散弾銃:
了解しました
(レノさんふたりの邪魔はしないでね)
女性:
キャー
助けてー!
お願い
助けてください
散弾銃:
あなたはラッキーよ
偶然私が通りかかったんだから
女性:
ありがとうございます
せめてお名前を・・・
散弾銃:
散弾銃よ
また何かあれば私の名をお呼びなさい
女性:
そうしてみます
--子カマキリとバトル--
散弾銃:
グロテスク!
こんなのが街にたくさん出てきたら悪夢ね・・・
散弾銃:
モンスターはここから出てくるのね
一気に退治するわ!
散弾銃:
地下道に到着よ
ここからモンスターが発生しているみたい
ヴェルド:
速やかにモンスターをせん滅しろ
散弾銃:
ちょっと待って
真っ暗でちょっと怖いわ
ヴェルド:
まずは照明のスイッチを探せ
照明のスイッチの場所は矢印を参考にしろ
散弾銃:
了解しました
散弾銃:
発見!
これが照明のスイッチね
散弾銃:
絶好調
今すぐ全滅させるわ
--インセクトキマラとバトル--
散弾銃:
驚がく!
久しぶりの大物ね!!
燃えるわ!
幻覚!?
私の物理攻撃が効かないわ
どうすればいいの?
これはピンチね
不本意だけど退くしかなさそう
ヴェルド:
散弾銃
状況はどうだ?
散弾銃:
巨大なモンスターがすみついています
カマキリのような形で
武器の攻撃を受け付けません
ヴェルド:
カマキリだと・・・
そいつは厄介だな
散弾銃:
主任はご存知なんですか?
ヴェルド:
それはインセクトキマラだ
極めて硬い外皮のため物理攻撃が効かない
散弾銃:
攻撃方法はないんですか?
ヴェルド:
唯一の弱点は水属性の魔法だ
ウォータやウォタラならば対抗できる
散弾銃:
ウォータやウォタラね・・・
ヴェルド:
散弾銃
ここはいったん本部に戻れ
体勢を立て直してから攻め込め
散弾銃:
了解しました
--レノは…--
レノ:
(お~とっと・・・)
(あぶない、あぶない、と)
ルード:
待ったか?
チェルシー:
ううん 全然
ちょうど今来たところよ
ルード:
・・・・・・
・・・・・・
チェルシー:
どうしたの?ルード
今日はなんだか変よ
ルード:
チェルシー・・・
チェルシー:
え?
ルード:
俺には
ウソをつかなくていい・・・
チェルシー:
急にどうしたの?
ルード:
・・・・・・
チェルシー:
・・・・・・
ほんとは・・・
30分前には来てたの
あなたにウソはつけないわね
ルード:
俺は・・・
何があっても
この気持ちに変わりない
チェルシー:
ルード・・・
ルード:
・・・・・・
・・・・・・
バーのマスター:
ルードさん
いつものでよろしいですか?
ルード:
いや
今夜は冷える
キツイのを頼む
バーのマスター:
かしこまりました
--2時間後--
チェルシー:
ちょっと ルード
どこ行くの?
ルード:
・・・・・・
・・・・・・
・・・トイレだ
レノ:
(まったく!)
(ルードの奴なにやってんだよっ)
(照れちまってて全然ダメだぞ、と)
チェルシー:
!
(ルードの携帯・・・)
レノ:
(ん?)
(あの女・・・何してる?)
チェルシー:
(だめ・・・)
(私にはやっぱりできない・・・)
レノ:
!?
(ルードの携帯に・・・)
(何かしようとしてたのか?)
(あの女・・・)
(怪しいな・・・)
ルード:
どうかしたのか?
チェルシー:
いえ
別に・・・
ルード:
なぁ チェルシー
・・・・・
明日・・・
一緒に・・・
ツリーを見に行こう
チェルシー:
西の広場のね
ふたりで見たらひとりで見るよりきっとキレイ・・・
ルード:
・・・・・
そこで・・・
伝えたいことがある
チェルシー:
何かしら?
気になるわ
今教えて
ルード:
いや・・・
明日だ
ルード:
どうした?
チェルシー:
私そろそろ行くわ・・・
ルード:
もう帰るのか・・・
チェルシー:
ごめんなさい
あなたはゆっくりしていって
ルード:
あぁ
明日はツリーの下で待っている
チェルシー:
えぇ
じゃあ明日ね
楽しみにしてる
レノ:
(あの女・・・)
(さっきは何をしようとしてたんだ?)
(こうなったら真意を確かめるしかないぞ、と)
チェルシー:
・・・・・・
もう限界ね・・・
(これ以上あの人をだまし続けるなんてできない・・・)
レノ:
・・・・・・
レノ:
!?
(アバランチ!?)
(なんでだ・・・?)
(なんでアバランチと話している?)
アバランチ:
チェルシー
誰にも見られてないだろうな?
チェルシー:
もちろんです
そのような失態はしません
アバランチ:
盗聴器は仕掛けたのか?
レノ:
(盗聴器!?)
チェルシー:
いえ
スキがないので仕掛けるチャンスがありませんでした
・・・・・・
明日こそ必ず
アバランチ:
早くしろよ
レノ:
(あの女・・・)
(アバランチのスパイなのか!?)
(でも盗聴器を仕掛けるチャンスはあったはずだ)
(ルードの奴スキだらけだったからな、と)
(あの女が盗聴器を仕掛けなかったのはわざとか?)
(あの女・・・)
(いったい何が狙いだ?)
・・・・・・
(ルードの奴
厄介な女にほれたもんだ、と)
12月24日
レノ:
今日のお仕事も無事終了、と
散弾銃:
エキサイティングな一日だったわ
レノ:
ルード
帰ろうぜ
ルード:
すまん
おれは用がある
レノ:
そうか・・・
んじゃまた明日な、と
散弾銃:
ごきげんよう
ルード:
あぁ
またな・・・
レノ:
ルード
またあの女か?
ルード:
・・・・・・
レノ:
やめとけよ、と
ルード:
・・・・・・
レノ:
あいつは・・・
ルード:
分かっている
レノ:
!?
ルード:
それ以上言うな
レノ:
ルード・・・
お前知ってたのか?
ルード:
・・・・・・
すまない
器用じゃないんだ
--ルードが去る--
散弾銃:
ルードさん
どうしたの?
レノ:
・・・・・・
いろいろある
あいつも複雑な年頃だ、と
--レノに着信--
レノ:
(こんなときに・・・)
ヴェルド:
ヴェルドだ
八番街でモンスターがまた発生した
インセクトキマラの卵を排除しなかったからだ
これを排除しない限りモンスターが生まれつづける
卵を排除しろ
レノ:
・・・・・・
はい
直ちにかかります、と
散弾銃 任務だ
ルードも気になる
さっさと片づけるぞ、と
散弾銃:
了解しました
--地下下水道--
レノ:
なんだ、ありゃ?
散弾銃:
インセクトキマラですって
きっとあの穴の中に卵があるはずよ
レノ:
んじゃ
乗り込むぞ、と
レノ:
行くぞ、と
散弾銃:
えぇ いつでもいいわよ
レノ:
前は任せたぞ、と
散弾銃:
任せて
出発!!
散弾銃:
発見!
あれが卵ね
散弾銃:
始末するわ!
--子カマキリとバトル--
散弾銃:
気を取り直して・・・
今度こそっ!
--卵破壊--
散弾銃:
穴が出現したわ
レノ:
下に行くしかないな、と
散弾銃:
えぇ
きっと奥には新しい世界が待ってるわ
散弾銃:
道が分かれているわ
レノ:
手分けすれば早いな
俺は右行くぞ、と
散弾銃:
分かったわ
私はこの道を突き進む
散弾銃:
さあ
私のペースで進むわよ
行くわ
散弾銃:
発見!
これがふたつ目の卵ね
散弾銃:
始末するわ
--子カマキリとバトル--
散弾銃:
気を取り直して・・・
今度こそっ!
--卵破壊--
レノ:
お!散弾銃
道は通じてたんだな、と
散弾銃:
卵なら私が始末しておいたわ
レノ:
また穴か・・・
散弾銃:
道はこれしかかないわ
行きましょう
レノ:
だな
レノ:
母カマキリが守ってやがる、と
さぞかし大切な卵なんだろ
散弾銃:
行きましょう
--子カマキリとバトル--
散弾銃:
どんな相手でも容赦しないわ
私はいつだってこの銃弾に全身全霊かけている
レノ:
おい 散弾銃
まずはこっちを片づけるぞ、と
散弾銃:
えぇ
こっちは私の分
レノさん横取りしないでね!
レノ:
モタモタすんな
先行くぞ、と
散弾銃:
レノさん ちょっと待って
レノ:
次から次へと・・・
早いとこ卵を片づけなきゃな、と
散弾銃:
えぇ
レノ:
くぅ~
めんどくせぇ
なぁ、散弾銃
任せていいか?
散弾銃:
分かったわ
私が道を切り開くわ
レノ:
頼もしいぞ!と
レノ:
さぁ
いよいよだ、と
散弾銃:
えぇ
レノ:
散弾銃
気をつけろ
あれは他のとは訳が違うぞ、と
散弾銃:
楽しみね
相手が強ければ強いほど燃えてくるわ
レノ:
フン
俺もそうだぞ、と
散弾銃:
来るわ!
レノ:
これで終わりだぞ!と
--インセクトキマラとバトル--
レノ:
はい
任務終了、と
散弾銃:
あれの始末は私にやらせて
--卵破壊--
--八番街--
散弾銃:
はっ!
ルードさんの恋人だわ
あの先は行き止まりのはずなのに
どこに行くんだろう
散弾銃:
イリュージョン!
いないわ
仕掛けはこの地下下水道にしかないわね
散弾銃:
(かすかに音がするわ)
(あっちね)
アバランチ:
貴様いつになったらタークスの情報を?
チェルシー:
・・・・・・
私・・・
この任務
もうできないわ・・・
下ろしてください
アバランチ:
何!?
何を言っている?
貴様さからうのか!
チェルシー:
何するの!?
やめてっ
散弾銃:
ストップ
アバランチ:
タ、タ、タ
タークス!?
アバランチ:
チェルシー
つけられたのかっ!?
消せ!!
--アバランチとバトル--
散弾銃:
怪我はないわね?
あなたなぜアバランチに襲われてるの?
チェルシー:
私が仲間を裏切ったから・・・
散弾銃:
仲間?
ちょっと待って
それって
あなたが
アバランチということ?
チェルシー:
・・・はい
散弾銃:
ウソでしょ?
だってあなたルードさんの恋人・・・
「始めは 彼に
任務のために近づいた
でも 彼と
同じ時間を過ごすうちに
いつしか彼を
本当に愛していた
でも私達は敵同士・・・」
チェルシー:
今日は・・・
ルードとツリーで待ち合わせをしてるの
けど・・・
あの人のもとへは行けない
散弾銃:
・・・・・・
チェルシー:
アバランチとタークスは敵どうし
一緒にいることはできない・・・
チェルシー:
ねぇあなた
ルードに伝えて・・・
生まれ変わったら
また
あなたに
会いたい
散弾銃:
待ちなさいよ
チェルシー:
お願い
早く行ってあげて
あの人寒いの苦手なの
散弾銃:
悲劇
笑うしかない
悲しすぎて・・・
--西の広場--
ルード:
散弾銃・・・
何か用か?
散弾銃:
チェルシーさんの
伝言があるわ
今日は・・・
来れないそうよ
ルード:
そうか・・・
散弾銃:
これからもずっと
ルードさんとは・・・
・・・・・・
ルード:
・・・・・・
『会えない』だろ?
散弾銃:
・・・・・・
追わないの?
ルード:
・・・・・・
それがあいつの出した答えだ
散弾銃:
私なら追いかけるわ
ルード:
あぁ・・・
散弾銃:
ルードさん?
ルード:
・・・・・・
レノ:
よう!
レノ:
どうした?
元気ねぇな
このセンチメンタル野郎
ルード:
・・・・・・
うるさい
レノ:
ふぅ~
寒い、寒い、と
こんな雪の夜は俺たちの居場所なんてひとつだろ?
ルード:
・・・・・・
そうだな
レノ:
帰ろうぜ
タークス本部にさ、と
数日後・・・
リーブ:
社長
そろそろ重役会議を始めます
プレジデント神羅:
うむ・・・
ルーファウス:
リーブ君
アバランチによる被害はどうなっているんだ?
リーブ:
はい
報告いたします
魔晄キャノンの修繕費
及び各地で発生している小規模な攻撃による都市復興費に
多額の費用がかかっています
ダメージは甚大です
プレジデント神羅:
なに・・・
なぜあのような組織を潰せずにいるのだ!?
ヴェルド!
タークスは何をやっとる
まだ奴らの本拠地はみつけられんのかね
ヴェルド:
お言葉ですが
社長
私の部下は常に完璧な仕事をしています
アバランチに関しても全力を上げて調査しています
プレジデント神羅:
とにかく奴らの情報を集めろ
タークスを増員して奴らの拠点を壊滅させろ
ヴェルド:
はっ
タークス増員の件は早速手配いたします
ですが前線での戦闘はソルジャーの担当です
情報が入り次第順次対応をお願いします
プレジデント神羅:
うむ
ルーファウス:
おやじ
いや、社長
アバランチ対策はうまくいっていないようだな
プレジデント神羅:
出張中のお前には関係ないであろう
ルーファウス:
私も神羅カンパニーの副社長だ
プレジデント神羅:
まぁ
そうだが・・・
ルーファウス:
ひとつ気になっていることがある
なぜタークスの行く先々にアバランチが現れる?
奴らに情報でももれているのではないだろうな?
ヴェルド君
どうなんだ?
ヴェルド:
・・・・・・
その件につきましても調査を進めます
ルーファウス:
このような状況が続くならば
社長の責任問題に発展しかねない
プレジデント神羅:
くっ・・・
わしに責任を取れというのか?
ルーファウス:
そうは言っていない
ただ気をつけた方がいいと進言したまでだ
プレジデント神羅:
ヴェルド!
とにかく
あのケダモノどもを一刻も早く壊滅させろ
ヴェルド:
はっ
ヴェルド:
アバランチ対策が後手に回っている
よって奴らの情報収集に総力をあげる
全員各地に散れ
レノとルードはフヒト直属部隊の調査
ルード:
はっ
レノ:
はいっ、と
ヴェルド:
散弾銃はメンバーの
メンバーの名前1
メンバーの名前2
メンバーの名前3
とともに拠点捜しだ
ただし敵地に潜入する場合は二組に分かれること
散弾銃:
了解しました
ヴェルド:
タークスの増員も決まった
配属され次第サポートとしてお前達のもとに派遣する
ルード:
新人か・・・
レノ:
そいつは楽しみだぞ、と
ヴェルド:
全員、出動だ!
散弾銃:
了解しました