FINAL FANTASY VII BEFORE CRISIS
◎ 第9章 『不確かに踏み出す一歩』
ジュノン [υ]-εγλ 0002/2/1
ツォン:
・・・・・・
ルード:
・・・・・・
レノ:
・・・・・・
散弾銃:
この先どうなってしまうの?
ヴェルド主任がいなくてもやっていけるの?
レノ:
・・・・・・
指揮は部長が執ることになってるぞ、と
散弾銃:
あの部長・・・?
ツォン:
・・・・・・
私達がすべきことは自分の仕事を完璧に遂行するだけだ
指揮権が誰にあろうと関係ない
散弾銃:
・・・・・・
???(ハイデッカー):
ガハハハハハ!
よし
集まってるな
これからこのオレ
ハイデッカーがオマエたちを取り仕切る
ツォン:
・・・・・・
ハイデッカー:
そもそも今までが異常だったのだ
主任ごときがしゃしゃり出ていたのだからな
レノ:
・・・・・・
ハイデッカー:
これでやっと正常な指揮系統になった
なんせ、このオレが治安維持部門の部長なんだからな
ルード:
・・・・・・
ハイデッカー:
では早速任務を言いわたす
アバランチ兵がジュノンに向っているらしい
総員
警備にあたれ
異常があればすぐオレに報告しろ
軍を出せるようにすぐに手配してやる
散弾銃:
了解しました
ハイデッカー:
軍を出せばこの件もすぐ片付くのだ
だが軍は異常が起きなければ出せない
ツォン:
・・・・・・
ハイデッカー:
オレは早く軍を動かしたいのだ
タークスは地味で張り合いが無い
散弾銃:
・・・・・・
部長は軍のことしか考えていないのね
ハイデッカー:
ガハハハハハ!
--監視室--
ツォン:
ヴェルド主任!
ヴェルド:
ツォンか・・・
何の用だ?
ここはお前が来るところじゃない
ツォン:
主任の解任はやはり納得できません
タークスから情報が漏れていないことは
主任もご存知のはず
ヴェルド:
・・・・・・
ヴェルド:
情報漏洩が起きているのは事実だ
タークスが企業秘密を取り扱う以上、俺が責任を取るのは当然だ
ツォン:
・・・・・・
ですが
納得できません!
ヴェルド:
ツォン
持ち場へ戻れ
俺はもう主任でもタークスでもない
ヴェルド:
ただの・・・
監視員だ
ツォン:
主任・・・
ツォン:
・・・・・・
そのモニターには会社の様子が映るはずです
私達の状況をモニターから見ていてください
ヴェルド:
・・・・・・
--ジュノン--
散弾銃:
なにがガハハハハハよ!!
なんて下品なおやじなの!?
軍のことばかり考えて!
あんな人が私の上司だなんてやる気なくなっちゃう
散弾銃:
ヴェルド主任・・・
ホントにもう帰ってこないのかしら・・・
--ジュノン港--
散弾銃:
散弾銃です
港に到着したわよ
ハイデッカー:
オマエか・・・
散弾銃:
散弾銃です
ハイデッカー:
オマエはその辺の警備をしてろ
何かあったらすぐ知らせろよ
軍を出すからな
散弾銃:
また軍!?
・・・・・・
了解しました
レノ:
レノです、と
エルジュノンに到着しました
ハイデッカー:
その辺の警備をしてろ
以上だ
レノ:
ちょ
それだけですか?
ハイデッカー:
ん?
何か問題あるのか?
レノ:
・・・・・・
別に無いです、と
ハイデッカー:
何かあったらオレにすぐ知らせろ
軍を出すからな
ガハハハハハ!
レノ:
・・・・・・
(やれやれだな、と)
ルード:
こちらルード
アルジュノンに到着しました
ハイデッカー:
オマエもその辺を警備してろ
ルード:
・・・・・・
ハイデッカー:
おい!
聞こえてるのか!?
ルード:
聞こえています
ハイデッカー:
何かあったらすぐ知らせろよ
ルード:
・・・・・・
はっ・・・
ツォン:
ツォンです
ハイデッカー:
オマエはジュノン支社の周辺警備だ
何かあったらすぐ報告しろよ
ツォン:
・・・・・・
分かりました
散弾銃:
不遇!
タークスに興味がない部長に従わないといけないなんて!
気乗りしないけど・・・
巡回するしかないわね
散弾銃:
(アバランチ兵!!)
(早速報告しなくちゃ・・・)
・・・・・・
(やっぱりやめよう)
(あの部長に報告しても意味ないわ)
(私が始末しちゃおう)
アバランチ:
タークスだ!
始末しろ!!
散弾銃:
そのセリフは私のものよ
--アバランチと戦闘--
散弾銃:
これはアバランチの船ね!
規模はどれぐらいかしら
散弾銃:
どんどん来なさい!
アバランチ:
タークスだ!!
仲間もやられてる!!
ええぃ!!
なんとしても始末しろ!!
--アバランチと戦闘--
散弾銃:
とりあえず報告しなくちゃ
でも部長はいや
そうだ!
レノさん!!
アバランチ:
どこに知らせるつもりだ?
散弾銃:
ピンチ
なんて数なの
これじゃキリがないわ
アバランチ:
させるかっ!!
--アバランチと戦闘--
レノ:
散弾銃か
どうした?
散弾銃:
レノさん!
港にアバランチ兵が大量に現れたわ
援護をお願い
レノ:
それは・・・
無理だぞ、と
エルジュノンにもアバランチ兵が溢れてる
散弾銃:
すでに街にまで入られてるなんて!!
レノ:
来た!
こりゃまずい
レノ:
散弾銃
いったん切るぞ、と
アバランチ:
すばしっこい奴だ!
あの赤毛どこ行った!?
ルード:
多すぎる・・・
こいつら、いつの間にこんなに押し寄せていたんだ・・・
ツォン:
ヴェルド主任!
監視室のモニターでジュノンの状況をご覧ですよね?
ご覧の通りジュノンが大量のアバランチ兵に攻め込まれています
ヴェルド:
・・・・・・
ツォン:
どのような対策が有効でしょうか?
ヴェルド:
ツォン
俺はタークスではないと言ったはずだ
ハイデッカー部長の指揮に従え
ツォン:
しかし!
ハイデッカー部長は軍を出したがっています
部長の指揮では現場が混乱するだけです
ツォン:
主任!!
くっ・・・
切れたか・・・
ヴェルド:
・・・・・・
--ジュノン下層--
散弾銃:
はぁ
はぁ
このピンチ・・・
なんとかしなきゃ
散弾銃:
はい
ハイデッカー:
バカモノ!!
ジュノンが攻め込まれてるじゃないか!
すぐに報告しろと言っただろっ!
散弾銃:
それどころではなかったのよ
ハイデッカー:
おかげで緊急事態だ!
大至急ジュノン空港へ向かえ!
散弾銃:
なにかあったの?
ハイデッカー:
奴らは飛空艇を狙っている
ツォンが嗅ぎつけた
奴らを叩き潰してこい!
散弾銃:
部長!
他のタークスはどう動くの?
タークス全体の作戦を教えて!?
ハイデッカー:
いちいちオレに聞くな!!
空港へ行けばそれでいいんだ!
散弾銃:
切られたわ!
トップの自覚なしね
散弾銃:
覚悟を決めたわ
空港へのリフトはこの先ね
アバランチ:
来たな!
ここがお前の墓場だ!!
散弾銃:
多すぎる!
これは、別の道から行くしかなさそうね
アバランチ:
タークスだ!
始末しろ!
--ジュノン上層--
散弾銃:
ここはエルジュノンB区
散弾銃:
空港へのリフトは右に行けばあるわね
--部屋に駆け込むアバランチを見かける--
アバランチ:
いたぞ!
タークスだ!!
アバランチ:
タタタ
タークス!?
--部屋に駆け込んだアバランチと戦闘--
A26の鍵を手に入れた
散弾銃:
(カギか・・・)
(このカギで開くところを探してみよう)
(アバランチ兵の動きがつかめるかも)
--ジュノン下層--
アバランチ:
くっ
タークス・・・
ここまで来たか
アバランチ:
タークスだ!
まずい!!
ぞっ、増援を!!
--アバランチが入って閉めた扉を鍵で開ける--
扉が開いた
--ジュノン上層--
アバランチ:
下層の奴らから増援要請だ
アバランチ:
何!?
アバランチ:
急ごう!!
アバランチ:
みんな!
増援の要請だ
下層へ急げ!!
散弾銃:
単細胞
全員で下層に行くなんて
でもこれでリフトに乗れるわ
--リフトに乗る--
散弾銃:
空港まであと少し!
散弾銃:
卑怯者!
上から何か落としてくるなんて
当たらないように気をつけなきゃ
アバランチ:
空港には行かせない!!
散弾銃:
ようやく到着ね!
--リフトから降りる--
散弾銃:
ついに空港に到着よ!
散弾銃:
これからどうすればいいの!?
作戦全体が分からないから動けないわ
あの部長のせいよ!
アバランチ:
いたぞ!
始末しろ!!
散弾銃:
アバランチ兵!
この先何があるか分からないわ
無駄な戦いは時間の無駄ね!
散弾銃:
仕方ない!
一気に片づけるわよ!
--アバランチと戦闘--
散弾銃:
ひとりじゃ無理
多すぎる
まともに相手なんてしてられないわ
散弾銃:
みんな・・・
みんなどうしてるかしら!?
無事でいてね!
レノ:
なんだこりゃ
あの部長!
何でこんなになるまでほったらかしなんだ、と
レノ:
いくら倒してもキリがない
逃げるが勝ちだぞ、と
ルード:
これほど大規模とは・・・
このままではジュノンが落ちる
アバランチ(ツォンの変装):
もういいな
ツォン:
まずいな
投入人数が多い
ハイデッカー:
状況は?
ツォン:
敵は大量です
ハイデッカー:
なんだと!?
いよいよ軍投入だな!
ガハハハハハ!
ツォン:
待ってください
軍を投入したら激戦は必至
ジュノンの街が壊滅しかねません
ハイデッカー:
壊れたらまた作ればいい
オマエたちは軍の出撃準備が整うまで時間稼ぎをしていろ
ツォン:
部長!
どのように時間稼ぎをすれば・・・
作戦の全体像を説明願います!
ツォン:
切られた・・・
ヴェルド:
・・・・・・
散弾銃:
はぁ
はぁ
ここはいったいどこかしら!?
とにかく進んでみよう
アバランチ:
タークス
ここまで来たか
ハイデッカーの指揮はどうだ?
的確な指示で現場はずいぶん混乱しているようだな
散弾銃:
なぜそれを!?
(そんな情報まで漏れているの!?)
ツォン:
散弾銃
無事か
散弾銃:
当然よ
ツォン:
軍が投入される
軍の到着まで持ち堪えてくれ
散弾銃:
軍ですって!?
今更なによ!!
これまでの私達の努力は無意味だったわけね!
--アバランチと戦闘--
ヴェルド:
・・・・・・
ヴェルド:
社長
お話があります
プレジデント神羅:
・・・・・・
ヴェルドか
プレジデント神羅:
何の用だ
ヴェルド:
社長はご存知のはずです
私の頭の中にどれほどの情報が詰まっているかを
公表すれば企業生命を直ちに断絶できます
プレジデント神羅:
・・・・・・
わしを脅しているのか?
要求は何だ?
ヴェルド:
タークスの指揮権
プレジデント神羅:
そこまでタークスに固執するとはな
主任を外したのはヴェルドのためだったものを
わしの取り計らいを踏みにじるのか?
ヴェルド:
ご安心ください
タークスを続けても社長の極秘任務は必ず全ういたします
プレジデント神羅:
結果が出なければ命はないぞ?
お前は知りすぎているのだからな
ヴェルド:
もとより覚悟の上の行動です
プレジデント神羅:
・・・・・・
よし・・・
分かった
そこまで言うならヴェルドをタークス主任へ戻そう
ヴェルド:
感謝します
この難局必ず乗り切ってみせます
ヴェルド:
事は緊急を要します
交代の旨
今すぐ部長にご連絡ください
散弾銃:
しつこいわ
こっちも無理ね
散弾銃:
あぁ
また囲まれた
ヴェルド:
散弾銃
状況は!?
散弾銃:
主任!?
ヴェルド:
全タークスに告ぐ
これより俺がタークスの指揮を執る
ツォン:
主任!
戻られたのですね
ヴェルド:
感傷に浸っている余裕はない
なんとしてもこのジュノン攻撃を鎮圧するのだ
ツォン:
はっ
ヴェルド:
ツォン
規模から考えてレイブンの投入がないのが気になる
別の動きがあるかもしれない
至急レイブンの動向を探れ
ツォン:
はっ
ヴェルド:
レノ!
レノ:
はい、と
ヴェルド:
お前は管制塔へ向かえ
空港の制御を抑えろ
お前のスピードにかかっている
レノ:
ただちにかかります、と
ヴェルド:
ルード
ルード:
はっ
ヴェルド:
レノの管制塔までの道を確保しろ
ふたりのコンビネーションを生かせ
ルード:
はっ
ヴェルド:
散弾銃
散弾銃:
はい
ヴェルド:
お前は飛空艇のアバランチ兵を排除しろ
飛空艇は空港西エリアBポイントに停泊中だ
来た道を真っ直ぐ戻れ
散弾銃:
ちょっと待って!
退路には敵が多かったわ
ヴェルド:
心配いらない
俺を信じろ
手は打っておく
散弾銃:
・・・・・・
了解しました
ヴェルド:
お前達なら必ずできる
いけ!
ツォン、レノ、ルード、散弾銃:
了解!!
散弾銃:
主任を信じるわ!
強行突破よ!
散弾銃:
!?
敵が逃げてくる
いったい何事なの!?
散弾銃:
!?
格闘男:
うぉぉぉぉ
格闘男:
覚悟しろ
一般市民を巻き込む破壊行為
俺の魂に誓って許さねぇ!
アバランチ:
こ、こ、こいつ強い!!
ぐはっ
格闘男:
おぉ!
お前が散弾銃だな
お前のために進路を確保しておいたぞ
散弾銃:
あなたもタークスね
格闘男:
そうだ
ヴェルド主任から緊急招集を受けた
俺も今日からタークスの一員だ
よろしくなっ
散弾銃:
よろしくね
格闘男:
飛空艇はこの先だ
散弾銃
油断するなよ
散弾銃:
任せておいて
格闘男:
俺はここで敵の増援を命がけで防ぐ
散弾銃:
お願いね
格闘男:
また後で会おう
笑顔でな
散弾銃:
そうしましょう!
散弾銃:
間に合って!!
レノ:
散弾銃
散弾銃:
レノさん!?
状況はどう!?
レノ:
大成功だぞ、と
あとは散弾銃にかかってる
いっちょ暴れてこいよ、と
散弾銃:
了解よ!
--神羅の兵士がたくさん倒れている--
散弾銃:
!?
こ、これは・・・
神羅の兵士:
うぅ・・・
散弾銃:
大丈夫?
何があったの?
神羅の兵士:
気をつけろ
強い
・・・・・・
散弾銃:
なんですって!
カイニュー:
クックックッ
散弾銃:
!!
散弾銃:
あなたは!
レイブン!
また生き返ってきたの!?
カイニュー:
クックックッ
--アバランチと戦闘--
カイニュー:
クックックッ
散弾銃:
!?
散弾銃:
よかった・・・
飛空艇はなんとか守れた
ツォン:
散弾銃!!
散弾銃:
ツォンさん!
散弾銃:
みんな!!
無事のようね
ツォン:
ご苦労だった
ルード:
なんとか危機を脱したようだな
レノ:
一時はもうダメだと思ったけどな、と
ツォン:
主任が戻ってきてくれたおかげだ
散弾銃:
(主任が戻ってきてよかった・・・)
ヴェルド:
危険な任務をよく乗り切った
これからもよろしく頼む
ツォン:
はっ
散弾銃:
主任・・・
やっぱりタークスを一番考えてくれるのはヴェルド主任ね!
ツォン:
さぁ
本部へ帰ろう
ヴェルド主任が待っている
--社長室--
プレジデント神羅:
ヴェルド
例の調査はどうなっている?
ヴェルド:
はっ
いまだ情報がつかめません
プレジデント神羅:
うぬぅ・・・
いったい誰が情報漏洩を・・・
ヴェルド:
重役のうち忠誠心が最も低いのは・・・
プレジデント神羅:
化学部門統括 宝条か・・・
確かにあいつはソルジャーを始め重要機密を握っている
ヴェルド:
・・・・・・
(宝条博士が犯人ならアバランチ兵の強さにも納得いく)
・・・・・・
(マークした方がよいだろう)