FINAL FANTASY VII BEFORE CRISIS

◎ 第18章 『天地に響く咆哮』
  コスモキャニオン [υ]-εγλ 0006/10/30

散弾銃:
 うぅ・・・

刀男:
 !!
 今の見たかい?

手裏剣女:
 ええ
 ちょっとだけど
 確かに動いたわ

刀男:
 おーい!
 散弾銃~!

手裏剣女:
 ちょ、ちょっと
 静かにしなさいよ

刀男:
 散弾銃~!!

散弾銃:
 うぅ・・・

手裏剣女:
 うそ・・・
 ホントに起きた

刀男:
 やった!

散弾銃:
 ・・・?

刀男:
 やあ!
 初めまして

散弾銃:
 ここは・・・

手裏剣女:
 病院よ
 散弾銃はコレル魔晄炉から生還したわ
 でも大ケガで意識不明の重体だったの

散弾銃:
 大ケガ・・・
 意識・・・不明・・・

刀男:
 3年、だよ
 散弾銃は3年間眠ってたのさ

散弾銃:
 そんなに・・・

刀男:
 みんなが交代で看てたんだ
 でも全然起きないから
 正直もうダメかと思ったよ

手裏剣女:
 奇跡的ね
 魔晄炉で弱い魔晄を浴びたのがよかったのかも
 それともそのマテリアのおかげかしら

散弾銃:
 !!
 (これはシアーズが持っていたマテリア)

手裏剣女:
 散弾銃のそばに落ちていたそうよ
 珍しいマテリアね

散弾銃:
 ・・・・・・
 (あの時シアーズが私を助けてくれた)
 (私にエルフェを頼むと言いながら・・・)
 (シアーズ・・・)
 命の恩人に託されたマテリアなの

手裏剣女:
 それじゃ
 大切にしなきゃね

散弾銃:
 それより・・・
 あなた達は・・・?

手裏剣女:
 私達もタークスよ
 ずっと別の任務についていたの
 だから散弾銃と会うのはこれが初めてね

刀男:
 でもキャリアは散弾銃より長いよ
 君が入院したから僕達がこっちに合流したってわけ

手裏剣女:
 調子はどう?

散弾銃:
 よく
 分からないわ・・・

手裏剣女:
 そりゃそうよね
 待ってて
 今お医者様を呼ぶわね

刀男:
 僕はツォンさん達を呼んでくるよ

散弾銃:
 ふたりとも・・・
 ありがとう・・・

ツォン:
 散弾銃
 よく目覚めてくれた

ルード:
 心配したぞ

レノ:
 悪運の強いやつめ、と

散弾銃:
 ツォンさん
 魔晄炉でシアーズから
 アバランチのことを聞いたわ
 フヒトがエルフェを使って世界を滅ぼそうとしているようよ

ツォン:
 そこまでは私達もつかんでいる

レノ:
 タークスの情報網を甘く見るなよ、と

ルード:
 しかし・・・
 アバランチはあの後
 活動を休止した

散弾銃:
 活動休止?
 エルフェはどうなったのかしら?

ツォン:
 私達もエルフェを捜している

散弾銃:
 まだフヒトのところね・・・
 本当にアバランチの
 活動休止を信用していいのかしら・・・

ツォン:
 警戒はしている

散弾銃:
 ヴェルド主任は!?
 主任がエルフェを取り戻していないかしら

レノ:
 ヴェルド主任はあのまま行方不明だ
 それで俺たちも主任を捜してるところだぞ、と

ルード:
 ・・・任務でな・・・

散弾銃:
 任務?

ツォン:
 社長からの命令だ

ツォン:
 ヴェルド主任を抹殺する

散弾銃:
 !?
 私たちがヴェルド主任を抹殺!?

コレル魔晄炉爆発後
アバランチの活動は沈静化

神羅カンパニーは
世界の支配を
より強めていった

一方タークスには
ヴェルド抹殺の指令が
下された

しかし、タークスはいまだに
ヴェルドの行方を
つかめていなかった

そして数ヵ月後…

[υ]-εγλ 0006/10/30 PM 3:00 コスモキャニオン

レノ:
 これを登れば目的地だぞ、と

散弾銃:
 復帰後の初仕事が獣狩りなんて
 得意だけれどもっと別の仕事もしたいわ

レノ:
 3年もサボってたんだ
 リハビリにはちょうどいい仕事だろ

散弾銃:
 ターゲットは絶滅危機の動物ね

レノ:
 依頼主は宝条博士だぞ、と

散弾銃:
 何に使うつもりかしら?

レノ:
 さぁな
 だが、俺たちには理由なんて関係ない
 受けた仕事は必ず成功させる
 それが俺たちタークスだぞ、と

散弾銃:
 そんなこと言ってあてがあるのかしら?

レノ:
 当然だぞ、と
 探しているのは星を守る種族だ
 虎に似た姿をしてるらしい
 このあたりに棲んでるって話だ
 だが、村人でも滅多に見られないみたいだな

散弾銃:
 ひたすら見張るだけなの?

レノ:
 そんなヒマあるわけないだろ、と
 ここで近々50年に一度の祭りがある
 ターゲットはその祭りに出るらしいぜ

散弾銃:
 なるほど
 その祭りを狙えば簡単に見つけられそうね

レノ:
 そうでもないぞ、と
 祭りの最中は人目が多い
 騒ぎは起こさずに捕獲するぞ、と

レノ:
 おい
 見たか?

散弾銃:
 間違いないわ!

レノ:
 虎に似た生き物・・・
 アレだよな?

散弾銃:
 ええ
 そうに違いないわ

レノ:
 おい
 捕まえるぞ!!

レノ:
 はい
 お仕事終了
 画像を本部に転送したぞ、と
 折り返しツォンさんから連絡がくるはずだ

散弾銃:
 !!
 レノさん!!
 あれ見て!

レノ:
 おいおい
 ずいぶんたくさんいるな

散弾銃:
 絶滅危惧種じゃなかったの!?

レノ:
 あいつら
 殺気十分だぞ、と

散弾銃:
 倒すまでよ!

ツォン:
 私だ
 宝条博士に画像を確認してもらったぞ

散弾銃:
 どうかしら?

ツォン:
 それは違うようだ

散弾銃:
 違うのね・・・

レノ:
 違うのかよ!?

ツォン:
 新たな情報が入ったぞ
 しっぽに炎をともしている
 そして最大の特徴は人語を扱う

散弾銃:
 言葉をしゃべるケモノ!?

ブーゲンハーゲン:
 ホーホーホウ

ナナキ:
 ブーゲンハーゲンのじっちゃん
 用ってなんだ?

ブーゲンハーゲン:
 よく来たな
 ナナキよ
 今年が重要な年で
 あることはナナキも分かっておるな?

ナナキ:
 う、うん・・・

ブーゲンハーゲン:
 どうした?
 元気がないようじゃな?

ナナキ:
 そ・・・
 そんなことないよ
 50年に一度の星鎮めの儀式をする年だろ

ブーゲンハーゲン:
 さよう
 ナナキの種族だけが執り行える由緒正しい儀式じゃ
 この星を愛する村の人たちも楽しみにしておる

ナナキ:
 ・・・・・・
 でもオイラ・・・

ブーゲンハーゲン:
 ?

ナナキ:
 オイラ・・・
 オイラ
 そんな儀式やりたくないっ

ブーゲンハーゲン:
 やれやれ
 困った奴じゃの
 この村に残るナナキの種族は今やたった2匹
 儀式は雌雄1匹ずつが揃って初めて成立するものじゃ・・・
 このままでは大切な儀式ができんぞ・・・

ブーゲンハーゲン:
 この村に伝わる伝統を絶やすわけにはいかん
 ホーホーホウ

レノ:
 この洞窟の先がコスモキャニオンだ

散弾銃:
 洞窟か・・・
 どれくらいあるのかしら?

レノ:
 かなりあるぞ、と
 俺は俺のペースで行きたい
 ついてこれるか?

レノ:
 散弾銃が前をいけ
 病み上がりの散弾銃のペースにあわせるぞ、と

レノ:
 散弾銃
 俺はやっぱり自分のペースで行きたいぞ、と
 どうする?

レノ:
 分かった
 散弾銃が前をいけ
 病み上がりの散弾銃のペースにあわせるぞ、と

レノ:
 散弾銃
 俺はやっぱり自分のペースで行きたいぞ、と
 どうする?

レノ:
 しまった!
 行き止まりだぞ、と

レノ:
 村はもうすぐだぞ、と

レノ:
 到着だぞ、と

散弾銃:
 これからどうやって探すつもり?
 手がかりもないわ

レノ:
 その前に行くところがある

散弾銃:
 どこかしら?

レノ:
 ツォンさんに頼まれたんだ
 こっちだぞ、と

散弾銃:
 レノさん
 待って

レノ:
 急げよ
 病み上がり

ブーゲンハーゲン:
 ホーホーホウ
 その制服・・・
 おぬしらタークスじゃな

レノ:
 毎度

ブーゲンハーゲン:
 何の用じゃ?
 おぬしらがタークスなら
 新製品のセールスではないのじゃろ?

レノ:
 俺たちはある人物を捜しているぞ、と

ブーゲンハーゲン:
 ・・・・・・
 ヴェルドじゃな

散弾銃:
 !!

ブーゲンハーゲン:
 確かに奴はここに来た

散弾銃:
 ヴェルド主任が!?

ブーゲンハーゲン:
 娘のことを聞きに来たのじゃ

散弾銃:
 エルフェのこと?
 なぜかしら?

レノ:
 じいさんは星命学の権威だぞ、と
 この星のことならなんでも知ってる

散弾銃:
 そういえばシアーズが言ってたわ
 エルフェの体内に特別なマテリアが埋まっているとね
 フヒトはそれを利用しようとしているそうよ

ブーゲンハーゲン:
 ホーホーホウ
 あのマテリアは特別な召喚獣を召喚するのじゃ

散弾銃:
 特別な召喚獣?

レノ:
 どう特別なんだ?

ブーゲンハーゲン:
 この星の上の命をすべて焼き尽くす

レノ:
 ずいぶん物騒だな、と

散弾銃:
 フヒトの狙いはそれね
 召喚獣で生命の根絶を目指しているんだわ

レノ:
 でも召喚できないんだろ?

ブーゲンハーゲン:
 マテリアが欠けているようじゃな

レノ:
 なら安心だぞ、と

ブーゲンハーゲン:
 そうも言っておれん
 マテリアが体内にある限りエルフェの命は縮む
 欠陥部分を補うためにエルフェの命を吸収しているようじゃ

レノ:
 つまり
 エルフェの体がマテリア精製機に
 されてるってことか

ブーゲンハーゲン:
 さよう
 ヴェルドは娘からマテリアを取り出す
 方法を探しているのじゃ

レノ:
 ヴェルド主任の
 居場所は知ってるか?

ブーゲンハーゲン:
 知らん
 だがヴェルドはエルフェを追っておる
 おぬしらもエルフェを求めれば必ずや再会できるだろう

散弾銃:
 ターゲットの話はよかったの?

レノ:
 それは極秘任務だからな、と

散弾銃:
 それにしても・・・
 主任はどうしてエルフェのマテリアを知っているの?
 エルフェにはまだ会っていないはずよね?

レノ:
 おい
 あれ!

散弾銃:
 アバランチ!?
 活動は止まってたはずじゃなかったの?

レイブン:
 クックックッ

散弾銃:
 来なさいっ!

レノ:
 よせ!
 村で騒ぎは起こせない
 山道におびき寄せるぞ、と

散弾銃:
 そこで撃退するのね!

レノ:
 そういうこと
 行くぞっ!

ナナキ:
 ?
 何の騒ぎだ?

レノ:
 二手に分かれるぞ
 終わったらさっきの
 場所で合流だ!

散弾銃:
 了解しました

散弾銃:
 どうしてアバランチが
 ここにいるの!?

散弾銃:
 くっ
 まだ来るのね
 昔よりも強くなっているわ

レイブン:
 クックックッ

レノ:
 俺のスピードに
 ついてこれるかな、と

散弾銃:
 始末するわ!

散弾銃:
 !!
 形勢不利だわ
 キリがない

レノ:
 お前達・・・
 しばらく見ないうちに
 ずいぶんと増えたじゃないか、と

散弾銃:
 不運!
 行き止まりだわ!

散弾銃:
 くっ

散弾銃:
 やるしかないわ!

散弾銃:
 ツォンさん
 大変よ
 コスモキャニオンでアバランチに遭遇したわ

ツォン:
 やはりアバランチは活動を続けていたのか

散弾銃:
 しかも全員レイブン化されてるわ
 前よりも圧倒的に強くなってるわ

ツォン:
 分かった
 対策を検討する

ディネ:
 ナナキ~

ディネ:
 こんなところにいたの?

ナナキ:
 ディネ・・・

ディネ:
 捜していたのよ
 星鎮めの儀式がもうすぐでしょ
 だから一緒に練習しようと思ったの

ナナキ:
 あんなもの
 やりたくないよ

ディネ:
 何言ってるの!?
 村の皆が楽しみにしてるのよ!

ナナキ:
 でも・・・
 儀式をしたら3年間
 ディネは祭壇に閉じ込められるんだろ

ディネ:
 星を鎮める
 祈りをささげるためよ
 私が祈りをささげて
 ナナキが村を守る戦士になる

ナナキ:
 ・・・・・・

ディネ:
 それが私達種族の使命でしょ

ナナキ:
 怖くないの?

ディネ:
 ナナキは怖いの?
 この谷を守る戦士になるのが・・・

ナナキ:
 ち、違うよ
 そういうんじゃない
 ディネなんかに
 オイラのキモチ分かってたまるもんか

ディネ:
 待って!
 儀式は私達が残さなきゃいけない
 大切なものだよ

ナナキ:
 でも・・・
 とにかくオイラ
 儀式なんて絶対やらない!

ディネ:
 何よ!
 ナナキの弱虫~!!!

ブーゲンハーゲン:
 ホーホーホウ
 今日はいやに
 客人が多い一日だな

フヒト:
 ブーゲンハーゲン様
 ごぶさたしております
 先日はガセネタを
 ご提供いただきありがとうございました

ブーゲンハーゲン:
 そうじゃったかの?
 この年になると
 物忘れがひどくてのぅ

フヒト:
 ご冗談を
 ブーゲンハーゲン様は星命学の頂点に立つお方
 星の命を救うために
 ぜひともお知恵をお貸しいただきたい

ブーゲンハーゲン:
 エルフェのマテリアで召喚する方法か?
 そんなもの知らん

フヒト:
 このままでは星が死んでしまいます
 星の命をすべてライフストリームに
 帰さなければなりません

ブーゲンハーゲン:
 そんなことをしても無駄じゃ
 かたちあるものはかならず滅びる
 わしら人間は流れに身を任せるのみじゃ

フヒト:
 ご協力いただけないということですか?
 ならばムリにでも
 教えていただくまでです

ブーゲンハーゲン:
 フヒトよ・・・
 何を企んでおる?

フヒト:
 星鎮めの儀式はもうすぐですね
 ナナキかディネ・・・
 どちらかが欠ければ
 儀式は成立しません

ブーゲンハーゲン:
 まさかおぬしナナキ達を・・・

フヒト:
 フフフ

ブーゲンハーゲン:
 無駄なあがきをしよって・・・
 この世界のすべては星の意思で動く
 我々の命が尽きるか否か星のみぞ知る、じゃ
 エルフェのマテリアで
 召喚できないのもまた必然なのかもしれんのぅ
 星はまだわしらが
 ここにいることを許してくれているのか?
 どれ・・・
 わしも久しぶりに調べ物でもしようかのぅ
 ホーホーホウ

散弾銃:
 (虎に似た生き物)
 (しっぽに炎をともしている)
 (これね!)
 こっちへおいで!

ディネ:
 (何!?)
 (怖い!!)

散弾銃:
 (レイブン!?)

散弾銃:
 (レイブンも狙いは同じなの?)
 (あいつらより先に捕まえなきゃ)

散弾銃:
 (追いつかれないように急いで木箱を壊そう)

散弾銃:
 もう追いついたの!?

ナナキ:
 (儀式なんてぜったいやらないぞ)
 (ディネなんかにオイラのキモチ分かってたまるか)
 ・・・・・・
 (オイラにだってよく分からないのに・・・)

ナナキ:
 (!!)
 (ディネが怪しい奴に追いかけられてる)
 (大丈夫かな・・・?)
 (どどどどうしよう)

散弾銃:
 岩がいっぱいで進めないわ!
 岩をどかして進まなきゃ

ナナキ:
 (まだ追いかけられてる・・・)
 (でもオイラには何もできない・・・)
 (捕まったらどうなっちゃうんだろう?)
 (もう二度と会えなくなっちゃうのかな?)
 ・・・・・・
 (そんなの嫌だ!)

散弾銃:
 レイブンはもう来ないようね
 ここからは慎重に追跡よ

散弾銃:
 (ターゲットに気づかれないように追跡よ)

ナナキ:
 (オイラはディネと離れたくない)
 (だから儀式をするのが嫌だったんだ!)
 (でも・・・)
 (このままじゃディネが危ない!)

散弾銃:
 この先は頂上ね
 追いつめたわ

散弾銃:
 安心して
 私はあなたを傷つけるつもりはないわ
 さぁこっちへおいで
 一緒に神羅カンパニーに行くわよ

ディネ:
 こ、来ないで!!

ナナキ:
 (ディネ!?)
 (オ・・・オイラにできるかな・・・)
 (儀式で会えなくなるのはたった3年だ)
 (でも!)
 (ここでディネがさらわれたら二度と会えないかも!)
 (ここで逃げたら本当の弱虫になっちゃう)
 (オイラが弱虫じゃないってこと証明してやる!)

散弾銃:
 大丈夫よ
 私はあなたの敵じゃないわ

ナナキ:
 やめろ!!

散弾銃:
 えっ!
 もう1匹!?

ナナキ:
 ディネには手をだすな
 オイラ達は大事な儀式をしなくちゃならないんだ

散弾銃:
 大事な儀式・・・

ディネ:
 ナナキ!
 儀式をやる気になったの!?

ナナキ:
 もちろんだ!
 ディネに弱虫だと思われたくないからね

ディネ:
 うん
 ナナキは弱虫なんかじゃない!

ナナキ:
 ディネ
 君は逃げて
 オイラがこいつをやっつける

ディネ:
 でも・・・
 この人強そう

ナナキ:
 大丈夫
 オイラはこの谷を守る戦士だからね!

ディネ:
 うん

--ナナキと戦闘--

散弾銃:
 落ち着いて!
 私は戦うつもりはないわよ!

ナナキ:
 黙れ!
 オイラ達はずっとここにいるんだ!

ナナキ:
 まだだ!
 オイラは絶対負けない!
 儀式をするんだ!!

散弾銃:
 ちょっと!
 待ちなさい!!

--ナナキと戦闘--

レノ:
 散弾銃
 でかしたぞ、と

散弾銃:
 レノさん
 なんとか捕まえたわ

ナナキ:
 くっ・・・
 (でもオイラにできることはやった)
 (ディネが逃げられたんだ)
 (それだけで十分だ)

レノ:
 よし
 早速つれてくぞ、と

散弾銃:
 レノさん
 ちょっと待って

ナナキ:
 ?

レノ:
 ?

散弾銃:
 このこには大事な儀式が控えているの
 必ず連れ帰るから
 儀式が終わるまで待てないかしら?

ナナキ:
 !!

レノ:
 ・・・・・・
 仕方ないな、と
 その代わり逃がしたら承知しないぞ!

散弾銃:
 レノさん
 ありがとう!

レノ:
 気にするな、と
 50年に一度の儀式を
 見れるチャンスなんてそうないからな
 俺もどんなのか気になってたんだ、と

散弾銃:
 ねぇ
 あなた

ナナキ:
 ナナキだ

散弾銃:
 ナナキ
 そういうことだからがんばりなさい
 期待しているわ

散弾銃:
 これが
 星鎮めの儀式・・・
 この星の悠久の歴史を感じるわ・・・
 だからって・・・
 星のために人が死ななきゃならない
 なんておかしいわ!
 星も皆も幸せになる方法を見つけなきゃ
 それには長い時間がかかりそうね・・・

ツォン:
 ツォンだ

ルード:
 ルードです
 ニブルヘイムの研究サンプルが逃走したようです

ツォン:
 分かった
 至急追跡を開始する

ツォン:
 ニブルヘイムの研究サンプル・・・
 4年前に私のミスで起こった事件・・・

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