FINAL FANTASY VII BEFORE CRISIS

◎ 第23章前半 『止まらぬ破綻への暴走』
  ミッドガル [υ]-εγλ 0007/10/5

全てを焼きつくす召還獣
ジルコニアエイド

それは不完全な
マテリアで召還された
不完全な召還獣

散弾銃:
 すぐここに到着するのね?
 それなら私は
 このままフヒトを追うわ
 エルフェのことは頼んだわよ

しかし
完全体にする方法が判明した

エルフェの体内から
飛び出したマテリアを召還獣に捧げるのだ

フヒト:
 もうしばらくお待ちください
 すぐにマテリアをお届けします

フヒトはそのマテリアを
手に入れ召還獣のもとへ向かっていた

プレジデント神羅:
 さて早速感想を聞かせてもらおうか
 4年にわたるタークス本部での
 謹慎生活のな

しかし多くの人々は
せまりくる危機にも気付かず

ルーファウス:
 フッ
 初めはおやじを憎いとさえ思ったが・・・
 今となってはむしろ感謝している
 おやじの計らいで見識を深めることができた

それぞれの思惑で
利益を追求していた

ルーファウス:
 (そして・・・)
 (こうしてまた神羅の支配を狙う好機が巡ってきたからな)

タークスは
エルフェとヴェルドの奪還に成功

引き裂かれた親子を引き合わせ

レノ:
 あそこが合流地点だぞ、と

ルード:
 車がある

ツォン:
 散弾銃はフヒトを追ったはず

レノ:
 ならこの車は・・・

ヴェルド:
 フェリシア!!

エルフェ:
 父さん・・・

エルフェ:
 やっと・・・
 やっと会えた・・・

ヴェルド:
 顔色が悪いぞ
 ムリするな
 今 手当てしてやる

エルフェ:
 父さんありがとう
 でも待って
 私には生きている
 資格なんてない

ヴェルド:
 何言ってるんだ!?

エルフェ:
 私は・・・
 世界中の人に迷惑をかけてここにいる

ヴェルド:
 そんなこと今は気にするな
 これからなんとかすればいい

ツォン:
 私達も協力します

レノ:
 まだ軍の追跡が続いているぞ、と

ルード:
 急いで逃げましょう

ツォン:
 さあトラックへ

神羅カンパニーと
召還獣に対する
決着をつけようとしていた

???:
 動くな!

神羅の兵士:
 反神羅組織アバランチの支援
 ならびに造反者ヴェルドをかくまった
 行動から社長はタークスを
 反乱分子と判断された
 社長命令によりタークスを抹殺する!

レノ:
 追いつかれたぞ、と

ルード:
 ・・・・・・

ヴェルド:
 皆・・・
 すまない・・・

エルフェ:
 やっぱり・・・
 私がいると周りに迷惑をかけてしまう

ツォン:
 ご安心ください
 この局面乗りきってみせます
 私達はタークスですから


[υ]-εγλ 0007/10/5 AM0:00 ミッドガル

完全体となれば倒すことは不可能となる

四方からのエネルギーの供給で
姿を保っている今の内に
召還獣を倒さなければならない

格闘女:
 これが・・・
 召還開始とともに現れた
 ジルコニアエイドへの道・・・

散弾銃:
 皆・・・
 これをのぼりつめれば
 ジルコニアエイドに近づけるわ
 フヒトもこの道を通っているはずよ

格闘女:
 だがこの道は4箇所に出現している

散弾銃:
 つまりフヒトは4つのうちの
 どれかを通って向かっているはずよ

格闘女:
 ならば二人一組に分かれて上を目指そう

散弾銃:
 ええ!

残された時間はあとわずか

散弾銃:
 ジルコニアエイドは不完全な状態よ
 それならまだ私達で倒せるわ

格闘女:
 そのために・・・
 フヒトが持ち去ったマテリアを
 取りもどさなければ


散弾銃:
 この部屋は何!?

格闘女:
 入ってきたときと同じ光があるな

散弾銃:
 どっちかに入ってみましょう

散弾銃:
 同じ景色が続いて飽きてきちゃったわ

格闘女:
 そろそろ違う部屋に出たいものだな

散弾銃:
 合掌

散弾銃:
 安堵
 違うフロアに出られたようね

格闘女:
 先がみえないな

散弾銃:
 とにかく進むしかないわ

散弾銃:
 フロアが途切れているわ

格闘女:
 さっきの光があるな

散弾銃:
 行ってみるわ

--別の光へワープ--

散弾銃:
 予想通り

格闘女:
 これで先に進めるな

散弾銃:
 危機!

散弾銃:
 この道でいいのかしら?

散弾銃:
 景色が変わらないと退屈で不安になるわ

--仲間から無線--

格闘男:
 散弾銃か?
 そっちの状況はどうだ?

散弾銃:
 迷宮!
 迷ってるわ
 そちらはいかが?

格闘男:
 同じだぜ

散弾銃:
 何かあったら連絡しなさい

格闘男:
 おう

--無線終わり--

散弾銃:
 平気
 私が選んだ道は
 正しいに決まってるわ

格闘女:
 私は散弾銃の選択を信じる

--神羅ビル--

プレジデント神羅:
 今夜は妙に明るいな
 まるでわが社の末来のようだ
 私の行く手を阻む者は
 今やタークスの存在だけとなったのだからな

ルーファウス:
 おやじ
 いや社長
 ひとつ提案がある
 朝日のように強い光をもたらす名案だ

プレジデント神羅:
 なに?
 どれ、話だけは聞いてやるとしよう


--仲間より無線--

格闘男:
 散弾銃か?

散弾銃:
 何かあったのかしら?

格闘男:
 突破したぜ!
 そっちは?

散弾銃:
 まだよ

格闘男:
 きっと散弾銃ももうすぐ突破できるよ
 健闘を祈ってるぜ

散弾銃:
 ありがとう

--無線終了--

格闘女:
 あっちの組は突破したのか?

散弾銃:
 ええ
 私達も急ぎましょう

格闘女:
 ああ

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