FINAL FANTASY VII BEFORE CRISIS

◎ 第23章後半 『止まらぬ破綻への暴走』
  ミッドガル [υ]-εγλ 0007/10/5

散弾銃:
 あ、あれは!?

格闘女:
 ベヒーモス!?

散弾銃:
 時間がないわ
 各自1匹ずつ倒すわよ!

--ベヒーモスと戦闘--

散弾銃:
 無事よね

格闘女:
 無論だ
 これが終わったら
 私達はどうなるのだろう?

散弾銃:
 もちろん皆幸せになってるわ
 でも今があるから未来があるの
 幸せな未来は今を全力で進むしかないわ

格闘女:
 ・・・そうだな
 散弾銃は終わったらどうするんだ

散弾銃:
 私はタークスを続けるわよ
 タークスじゃないと退屈で死んじゃうわ

格闘女:
 フッ
 私も同じだ
 同じ給料ならやりがいがある仕事がいい
 私の居場所はタークスだけだ

散弾銃:
 この事態をおさめれば
 タークスの力を示せるわ
 そうすれば会社も私達の力が必要って気づくはずよ

格闘女:
 やはり今が大切だな

散弾銃:
 行くわよ

--ベヒーモス登場--

散弾銃:
 しつこいわよ

格闘女:
 散弾銃は先へいけ

散弾銃:
 でもっ

格闘女:
 1匹なら私だけで十分だ
 少しでも早く前へ進むんだ

散弾銃:
 ・・・・・・
 分かったわ
 必ず追いつきなさいよ

格闘女:
 ああ
 じゃあな

--散弾銃去るとベヒーモスが3匹に--

格闘女:
 3匹!?
 まずいな・・・
 でも負けられない!
 皆も頑張っているはずだからな

ロッド男:
 くっ
 ベヒーモスだぜ

 うかつに近づいたら
 強力な攻撃をくらっちまいそうだ

手裏剣女:
 ここは私に任せなさい

ロッド男:
 頼んだぜ


散弾銃:
 漆黒!?
 私は絶対フヒトを止めるわ!
 こんなところで立ち止まってるヒマはないのよ!

--キングベヒーモスと戦闘--

散弾銃:
 よし
 やっとかたずいた

 (あの人・・・まだなのかしら?)
 (でも・・・)
 (あの人なら必ず来るわよね)
 (だから先に行くわよ)

格闘女:
 はぁ
 はぁ
 私は・・・
 行かねば・・・


散弾銃:
 フヒト・・・
 どこにいるの
 出てきなさいよ・・・

散弾銃:
 フヒト!!

フヒト:
 タークスですか
 まずはお礼を致します
 ジルコニアエイドの召喚の為に
 ご尽力いただいたこと

散弾銃:
 黙りなさい!
 協力なんてまったくしてないわ

散弾銃:
 くっ

フヒト:
 お静かに願います
 この先でジルコニアエイドが目覚めようとしています
 この星の再生も目前です
 この星の命のために世界中の生命が星に還るのです
 そうすれば星は見事に息を吹き返します
 それを邪魔する者は許しません

シアーズ:
 どうした?
 もうバテたのか?

散弾銃:
 シアーズ!?
 なぜ来たのよ!?
 怪我は大丈夫なの?

シアーズ:
 エルフェのためなら
 これぐらい平気だ

シアーズ:
 俺よりも仲間の心配をしたらどうだ?

散弾銃:
 まさか!?

シアーズ:
 安心しろ
 生きている
 だが酷い怪我だったから休ませた

散弾銃:
 助かったわ
 感謝してる

シアーズ:
 気にするな
 俺だってお前には感謝している
 お前が教えてくれたから
 エルフェを合流場所へ連れていけた

--合流地点--

シアーズ:
 エルフェ!?

エルフェ:
 うぅ・・・
 ここは?

シアーズ:
 タークスとの合流地点だ
 もうすぐここにヴェルドがやってくる

エルフェ:
 父さんが!?
 だが・・・
 父さんには会えない

シアーズ:
 何を言っている!?

エルフェ:
 私はジルコニアエイドを倒さなければ

シアーズ:
 なぜそれを知っている!?

エルフェ:
 周囲の状況は意識に流れ込んでいた
 だが私は体を動かすことすらできなかった

シアーズ:
 (エルフェなら責任を感じるに決まっている)
 (だから隠しておくつもりだったが・・・)
 (気付いていたとはな・・・)

エルフェ:
 この状況は私の責任だ
 だから私が事態を収集しなければ
 でないと私はあまりの罪深さに
 とても生きていられない

シアーズ:
 無茶だ!
 マテリアがなくなったんだ
 お前には昔のような力はもうない!

エルフェ:
 しかし・・・
 この状況を黙って見ていることはできない
 あの光の存在が私を強烈に苦しめる

シアーズ:
 ならば俺が行く

エルフェ:
 シアーズ
 なぜだ!?
 なぜそこまでするんだ!?

シアーズ:
 エルフェを苦しめるものは俺がすべて消す
 そう決意してアバランチに入ったんだ

エルフェ:
 シアーズ
 これ以上私を苦しめないでくれ

シアーズ:
 エルフェが苦しむ必要はない
 俺が行きたいから行く
 ただそれだけだ
 車に戻ってろ

------------------

シアーズ:
 エルフェがこれ以上苦しまないように
 俺はジルコニアエイドを倒す!

--フヒトと戦闘--

シアーズ:
 フヒト!!
 お前がエルフェをもっとも苦しめた
 お前だけは許さない!

フヒト:
 くっ

散弾銃:
 さぁ
 マテリアを取りもどすわ

フヒト:
 ジルコニアエイドの目覚め・・・
 なんぴとたりとも邪魔することは
 許しません!!

シアーズ:
 くっ
 まだ動けるのか
 ヘビのように執念深い奴だ

フヒト:
 フフフ
 私は星のためならなんでもします
 わが身さえ喜んで差し出しましょう

散弾銃:
 なんですって!?

フヒト:
 ジルコニアエイドを完全体にするマテリア
 これをわが身に取り込み
 私の肉体ごとジルコニアエイドに捧げます

散弾銃:
 な、なんなの

--フヒト変身--

フヒト:
 おぉ・・・素晴らしい
 これが星の意思と交わった境地
 感覚が研ぎ澄まされ
 星の知識がわが身に満ちていく・・・

散弾銃:
 その姿・・・

シアーズ:
 正気か!?
 もはやバケモノ・・・

フヒト:
 私の使命は星を護ること
 そのために
 もっとも合理的な姿となったまでのことです

フヒト:
 星への反逆者達
 死んで星へ還りなさい

散弾銃:
 シアーズ!?

シアーズ:
 うぅ・・・

散弾銃:
 シアーーーズ!?

シアーズ:
 うぅ・・・
 (もう体が・・・動かない)

散弾銃:
 フヒト・・・
 あなたが私の仲間達を不幸にしたのよ
 エルフェも・・・
 主任も・・・
 シアーズも・・・
 私達も・・・
 神羅も・・・
 世界も!!

 あなたがいなければ・・・
 あなただけは
 許さない!!

フヒト:
 フフフ

フヒト:
 あなたの命などチリのようなもの
 そんな命でも星の寿命にとっては
 ないよりはましです

 さぁ
 星へ還りなさい

散弾銃:
 そうはいかない!!

--フヒトと戦闘--

フヒト:
 このままでは・・・
 終わりません・・・
 せめて・・・
 お前を・・・
 道づれに・・・

シアーズ:
 今の俺に・・・
 できることは・・・

散弾銃:
 シアーズ!?

シアーズ:
 これだけだ

散弾銃:
 シアーーーズ!?

--シアーズとフヒトが砕け散る--

エルフェを頼む
後はお前にまかせた

散弾銃:
 マテリアが・・・
 壊れた・・・
 後は・・・
 ジルコニアエイドを倒すだけ・・・

 でも・・・
 シアーズが・・・

 あなたの思い
 私が引き継ぐわ・・・

 ジルコニアエイドは私達タークスが
 必ず倒すわ!!

 皆・・・
 もう来てるわよね・・・
 どんな任務も成功させる
 それが私達タークスよ


レノ:
 しつこいやつらだぞ、と

神羅の伝令:
 伝令~!!

神羅の兵士:
 分かった

 社長が方針を転換された
 タークスの処分を軽減する

レノ:
 どういうことだ?

神羅の兵士:
 ただし交換条件がある

ヴェルド:
 ・・・・・・

神羅の兵士:
 アバランチリーダーとヴェルドの抹殺!

レノ:
 そんなもの飲めるわけないぞ、と

ツォン:
 ・・・・・・
 レノ、ルード・・・

ヴェルド:
 ・・・・・・

ヴェルド:
 ツォン!?

レノ:
 ちょ!
 ツォンさん!

神羅の兵士:
 分かった
 それがお前達の答えだな

ツォン:
 そうだ
 これがタークス主任としての
 答えだ!!

星を焼き尽くす
召還獣

タークスの危機は最高潮に達していた

ツォン:
 兵士達!
 そしてレノ!ルード!!

 今から起こることをしっかりと目に焼きつけろ!
 君達が時代の終わりの証人だ!!

--ツォン、エルフェを射殺--

ツォン:
 主任!
 申し訳ございません
 こうするしかありませんでした

ヴェルド:
 ツォン・・・
 よく・・・決断した
 それでこそタークス
 これがタークスの・・・
 あるべき姿

ツォン:
 主任ならば・・・
 ご理解いただけると確信していました
 主任・・・
 今まで・・・
 ありがとうございました

--ツォン、ヴェルドを抹殺--

レノ:
 ツォンさん・・・
 うぁぁぁぁ

[υ]-εγλ 0007/10/5
アバランチリーダー抹殺

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