大腸ポリープ切除手術

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ということで、3月にやった大腸内視鏡検査でポリープが見つかったため、除去手術をする日を病院で決めました。手術までの流れは「手術できるか検査(手術2週間前)」→「医師による手術の説明(手術1週間前)」→「手術当日」です。

手術2週間前

手術ができる状態かどうか検査をしに来ました。血液検査、尿検査、レントゲンの3つをして、今日は終わりです。

会社の健康診断での採血はいつも「血管が出ない」「血が取れない」と言われて、右腕に針刺されたり左にさされたりで苦戦しますが、病院では1度も言われたことなく看護師さんがスッと血を取ってくれます。会話してたらいつの間にか終わっているので、感動してます。採血する人によりそんなに技量の差が出るものなのね。

手術1週間前

「簡単な手術だけど、手術ではあるから説明をするので家族と来てください」と言われたので、親と一緒に説明を聞きました。(天涯孤独の人とかはどうするんだろうとちょっと思ったので、今度調べてみます)

検査結果は異常なく手術OKでした。

一応、ポリープの状態とかは私から親に説明してましたが、改めて医師から詳しく説明がありました。また、手術方法・入院中について・退院タイミング等についてを説明してもらいました。

その後は看護師さんに入院のための手続書類や注意事項・持ち物などの説明を一通りしてもらい、前回と同じ下剤を貰って帰宅しました。パジャマやタオルは持ち込めないらしく、全てレンタルになるそうです。

手術3~4日前

内視鏡検査の時と同じ過ごし方なので割愛。食べ物に気をつけてました。

手術当日(入院1日目)

朝の下剤は内視鏡検査の時と同じです。前の記事を見てください。

9:00病院到着。

コロナだと入院できないため、病院についてすぐ入り口で抗原検査をしました。下剤の飲んだ後にコロナだったら飲み損では?と思いつつ。結果は無事「陰性」でした。待合室で待っていると、看護師さんがきてコロナに関する問診がありました。濃厚接触者じゃないかとかそんな感じのやつね。院内クラスターは起こせないから大変よね。

問診後は受付で入院の預り金(5万)を渡してひとまずは入院の準備完了です。

10時頃、病棟の看護師さんに案内されて1泊するベッドへ移動しました。料金が安いので6人の大部屋にしました。1人部屋は高いし、2人部屋は逆に気まずいかな?とも思ったので(笑)部屋は私以外はお年寄りの方でした。

ベッドについたら内視鏡検査の時と同じ検査着に着替えて荷物を棚に入れたら点滴を開始しました。左手の腕にしましたが、血管が出づらいからと細めの管になりました。1日食事しなくても良いように栄養の点滴らしいです。点滴しながら寝転がって待ってると手術室に呼ばれたので、看護師さんと一緒に移動しました。前回の検査は検査室に近い部屋でしたが、入院する部屋と手術室は別の階なので点滴をガラガラ押しながらエスカレーターで移動しました。

11時、ポリープ除去開始です。看護師さんたちが「ポリペク」って言ってたので、なんの略かなと調べたら「大腸ポリペクトミー(内視鏡的大腸ポリープ切除術)」のことでした。なるほど私のことだ。

手術室で横向きに寝ると鎮静剤を入れられました。が、前回よりも効きが悪くてあまり眠くならず、けっこう意識もあったので大腸カメラの圧迫がけっこう痛かったです。看護師さんに「起きてるなら手術シーン見ててもいいよ」と言われたので、映像見てましたが腸内は全部ピンクのブヨブヨなので何してるか良くわからない&いつポリープ除去したのかもよく分からなかったです(笑)

「終わりました」と言われた頃に鎮静剤が効いてきてぼーっとしてました。1時間は絶対安静とのこと。ベッドまではストレッチャーで移動するらしくストレッチャーの到着を待っていました。寝そう…と思った頃に「フェラーリ来たよ!高級車!」と言われて、(何???)と見たらストレッチャーが到着してました。鎮静剤でぼーっとしてるので、反応できなかった。…ぼーっとしてなくても反応できなかったかもしれないけど。

看護師さん4人がかりで病室のベッドまで移動してもらい、今度は止血剤の点滴へ変更しました。絶対安静なのでベッドで寝てるしかなく暇でした。スマホとか小説を棚にしまっていたので、動いて取ることも出来ずひたすら寝転がってました。2時間くらい経って動けるようになってから小説とスマホを出しましたが、いざ読もうとすると眠たくて仕方なく…結局ひたすら寝る→トイレを繰り返してました。周りの患者さんはお昼食べたり夕飯食べたりしてましたが、私は1日食事抜きのためやることが寝るしかなく。それでも20ページくらいは小説を読みました。でもあんまり頭に入ってこなかった。

止血剤がちょっと痛くて、看護師さんに聞いたら血管痛が出やすいらしく、痛くないように点滴のスピードをゆっくりにしてもらいました。止血剤の点滴してる間に2回ほど別に薬を注入したんだけど、それがめちゃくちゃに痛くて1回目の時は「いってぇ!!」とつい声を上げてしまいました。2回目の時はゆっくり目に注入してもらったので、1回目よりは痛くなかったけどそれでも痛かった。何の薬なんだろ。

止血剤の点滴が2本終わったら栄養の点滴に交換されました。こっちは痛くない平和。就寝時間まで栄養の点滴されたら本日の点滴は終わりです。点滴してるとトイレがすごい近くて、夜中もその影響で何度かトイレに行きました。夜中のトイレで1回鮮血が2滴くらい垂れていたので、念のため看護師さんに伝えました。「2滴なら大丈夫のはずだけど、医師に伝えておきます。次に出血があったらまた教えて」と言われたけど、その後は出血もなく朝までグッスリでした。

入院2日目

朝6時起床で、院長先生の回診があり、昨晩の血の話も「その後、血が出てないなら点滴終われば退院できるよ」ということでした。

8時に朝食が出ました。メニューは「液体の粥、具なし味噌汁、ヨーグルト、ぶどうゼリー」でした。点滴のおかげかお腹が全然空いてなくて、しかもお粥が苦手なので結構残しちゃいました。味噌汁が味があって美味しかったので、味噌汁とヨーグルトだけ完食しました。ぶどうゼリーは手をつけず。

その後、止血剤の点滴を1本開始しました。お昼を食べて、この点滴が終わり次第退院です。
が、12時回っても点滴が終わらず点滴が漏れ始めてしまったので看護師さんに相談。初めてだったので、どういう状況が点滴が漏れてるとかよく分かっておらず、なんか動くと痛いな??と思ってたけどその時点では漏れていたっぽい(もっと早く言えば良かったね)。そのせいもあり、点滴がまったく入っていかない状況になったので1回点滴を抜いてもらいました。

昼食後に点滴刺すところを変えて再開ということでした。
昼食は「粥(味が無い)、鯖の塩焼き、茹でた野菜(玉ねぎ、人参、キャベツ)、トマトとブロッコリーのおろしポン酢和え、牛乳」。お粥は苦手だけど、鯖の塩焼きがあったので、乗せつつちょっとずつ食べました。が、やはり完食は出来ず。お粥以外のものは美味しかったので完食しました。おろしポン酢和えの味が良かったので家で真似しようと思ったり。実は玉ねぎも玉ねぎもトマトも嫌い。でも食べた。

食後、点滴の続きをするべく看護師さんに新しい点滴の場所を作ってもらいました。今度は右手の甲です。点滴の位置を変えたら点滴のスピードが格段に上がって、1時間くらいで点滴が終わりました。看護師さんを呼んで点滴を外してもらいました。身支度が出来たら看護師さんに忘れ物が無いかチェックしてもらい退院です。

最後は受付で預り金で精算をして終了です。抗原検査代やレンタル寝巻きなど全部込みで約41000円くらいでした。

取ったポリープは病理検査にかけて癌かどうか判断するんですが、結果が出るまで10日くらいかかるそうなので、2週間後に検査結果を聞きにきます。

退院後1日~3日

3日くらいは安静に。1週間くらいは腸に負担をかけない食事でということなので、退院後2日間はひたすらゴロゴロして寝てました。食事もお粥やはんぺんなど腸にあまり負担にならないものを食べてました。

食べてないからあまり便は出なかった。

退院後1週間

さすがにお粥にもはんぺんにも飽きてきたので、徐々に普通の食事に戻していきました。
ただあまり便の出が悪いのでちょっと不安に。でも、痛みは無いし少しは出てるから大丈夫だろうと。

退院後2週間

検査結果を聞きに再び病院へ。

結果はグループ3でした。グループは5段階あって「1.良性~5.癌」らしいです。4で「癌とは言えないが癌にかなり近い」になるそうで、3は「良性だが要注意(ただし癌ではない)」だそうです。

今回は若干ノリと勢いで大腸内視鏡検査をしたけど、図らずともポリープが見つかり、かなりビビりのため半年も待たずに3ヶ月で除去しました。結果、正解だった。癌直前でポリープ取れて良かったです。下剤が嫌とか言って大腸カメラ拒否したり、あと半年も平気だろとポリープ除去も遅れてたらポリープが「グループ4や5」に進行してたかもしれないし。

ポリープは出来やすい体質の人もいるらしく、毎年取ってる人もいるとか。私は今年除去したので、1年後にまた大腸内視鏡検査をしに行きます。来年のGW辺りかな?その際に特にポリープがなければ次は1年半後、その後は2年後。その後は定期的に2年に1回が良いそうです。「4年以上の期間を空けないで」と言われました。癌は怖いからちゃんと検査します。

退院してすぐに保険会社に保険金を請求していたものが、意外とすぐ入金されました。10万くらい出たけど、入院の前の検査とか諸々合わせても10万は超えてないので、赤字にならなくて良かった。

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