初めての大腸カメラ

初めて大腸内視鏡検査をしました。その過程を備忘のために。

今まで、大腸カメラをお尻から入れるなんて怖い!まずい下剤を2リットルも飲むなんて!と嫌厭していました。が、どうもこの数ヶ月お腹の調子が悪いことが続いて通院してたので、定期的にやっている胃カメラと同時に大腸カメラもやってもらうことに。

胃カメラも苦手でいつも鎮静剤を入れてもらうので、そのついでに大腸カメラをやることで痛さとか苦しさも減る(はず)と医師の説明を受けました。となれば、嫌なのは「2リットルの下剤を飲む」だけになります。

「やる」と言ったからには出来るだけ苦しくならないように自分でも調整しようと看護師さんの説明をよく聞いて本番まで準備をしました。

検査3~4日前からの準備

検査当日に下剤を飲むのですが、その前から腸の中を掃除しやすいように食事制限をするように言われます。腸に残りやすいものは基本NGです。たぶん便秘気味の人はもっと前から制限したほうが良いかも?

●食べたらNGなもの(一例)

  • 繊維の多い野菜(ごぼう、たまねぎ、長ネギなど)
  • 種のある野菜・果物(いちご、キウイなど)
  • 海藻類、きのこ類
  • 油の多いもの
  • 乳製品
  • アルコール
  • 香辛料

腸の中がきれいにならないと、カメラで見た時に食べかすなどで見られない部分が出てきてしまうそうです。看護師さんが「前にキウイの種がビッシリ腸内にこびりついてる人がいたのよ」って話してました。腸内にビッシリの種、想像したらかなり気持ち悪い…

検査当日まで食べなければ食べないほど腸がきれになりやすい=下剤の苦痛が減るってことみたいです。

検査前日の準備

夜の夕飯30分後に「マグコロール散68%分包50g」を飲むように指示されました。

いつも夕飯は20時頃ですが、看護師さんに「出来ればもっと早く食べて」と言われたので、会社からダッシュで帰って19時半頃には食べ終わるようにしました。前日は朝、昼も3~4日前の食事よりも食べないようにしました。夜も「どうせ全部出すんだし」と思って、少量のおかゆのみにしました。

「マグコロール散68%分包50g」は飲んでから2時間くらいで効いてくるという話でした。200mlの水で溶かして飲めということだったので、指示通りにしましたが、不味くて飲み進まない。20時頃に飲み始めましたが、飲み終わったのは20時半頃でした。

翌日(検査当日)は検査を9:30に開始するため、朝5時から下剤を2時間かけて飲んで7時には腸をきれいにするという計画だったため、検査を寝不足で受けないためにも23時には就寝したいなと思っていました。

マグコロールが効く想定が22時半だったため、遅くなると睡眠時間が減るから早くしろ…と思っていましたが、だいたい時間通りに効きました。トイレでだいたい出し終わったと思っても時間差でゴロゴロするので、23時頃まではトイレとお友達状態でした。その後も少しゴロゴロしてましたが、睡眠時間を削りたくなかったので、そのまま寝てしまいました。

1度お腹のゴロゴロで目が覚めましたが、トイレに行くのも面倒なのでそのまま寝続けました。ですが、翌朝は特に漏らすこともなかったです(笑)

検査当日の検査前の下剤

私が2リットル飲む下剤は「ニフレック配合内用剤」でした。下剤にも何種類かあるみたいです。味はめちゃくちゃに薄いレモン水みたいな味で、味自体も不味いですが、それよりも匂いや飲み心地なども合わせて総合的にクスリみたいで飲みづらいという感じでした。

「1回180ml程度を、1杯目~3杯目は15分以上かけて飲んでください。4杯目以降は10分以上かけて飲んでください。」と指示がありますが、あまりに飲めなくて1杯目は20分くらいかかりました。

以下、私が飲みはじめた時間と排便タイミング(大雑把に)

  • 1杯目 5:06
  • 2杯目 5:26
  • 3杯目 5:58(最初の排便)
  • 4杯目 6:23(2回目の排便)
  • 5杯目 7:00(3回目の排便)
  • 6杯目 7:15(4回目の排便)
  • 7杯目 7:34(5回目の排便)

7:30を過ぎた頃に排便が水のようになったので、下剤を飲むのを終了しました。約1.5リットルで終わりました。7時までには全て終えたかったですが、下剤が不味くて飲めないのがネックで結局7時半過ぎまでかかってしまいました。ただ、排便が水のようになったのを見た時はちょっと面白かったです。「私の体ってばホースじゃん」と思いました(笑)

いざ!大腸内視鏡検査へ!(胃カメラも)

病院へ到着すると、ベッドへ案内されてそこで検査着へ着替えます。
上半身はそのままで、長いガウンみたいな検査着を着て、下半身は全部脱いだ後にお尻がぱっくり割れた大きい不織布でできたパンツになりました。

最初は胃カメラからで、検査室に入ってすぐ、胃カメラ用の喉の麻酔を渡されてガラガラとうがいのようにしばらくしてから飲み込みます(めちゃくちゃに不味い)。

軽く喉が痺れた感じになったら検査台に横向き寝転んで胃カメラ用のマウスピースを加えます。その後、鎮静剤を投入され始めます。頭がフワフワ~としてきて遠くに看護師さんの「寝ちゃってもいいわよ」という声が聞こえるものの寝るまでにはならない半覚醒状態でした。

「はじめます」の声が聞こえると口から胃カメラの管が入れられます。半覚醒だったので「ウエウエ」と少しえずいたのは覚えてますが、その後の記憶が「終わりです」だったので、多分その時点で寝ました(笑)

次は大腸カメラ。
まだ半覚醒状態ですが看護師さんに垂れたよだれを拭いてもらい、「向きを変えてください」の指示で看護師さんに支えられながら胃カメラとは逆の横向きへ。今度はお尻からカメラを入れられますが、半覚醒状態なので痛いのか気持ち悪いのか眠たいのか良くわからない状態に。途中で仰向けにされてお腹をグーッと押された時は「痛い」と思いましたが、その後はまたフワフワした状態でいつの間にか終わっていました。

検査が終わると、着替えたベッドまで近かったので看護師さんに支えられながら徒歩で向かいました。そのままベッドに寝て点滴しながら鎮静剤が切れるのを待ちました。寝たいのに何故か覚醒して眠れないみたいな状態で点滴が終わるまで1時間くらい休みました。その間、大腸カメラで入れた空気がお尻からプスプス漏れてました(笑)

鎮静剤を入れてるとその場で説明しても結果を忘れてしまうことが多いので、結果は後日時間のある時に来てと言われたので、鎮静剤が切れて元気だったけど、そのまま帰宅しました。

1週間後、検査結果を聞きに

ということで、本日(検査1週間後)、胃&大腸内視鏡検査の結果を聞きに再び病院へ。

胃は少しの胃炎(白い)と軽い逆流性食道炎。前回の胃カメラはなんにも無かったのに!ただ、経過観察でOKでした。

大腸は5mmのポリープが見つかりました。医師に「即取れ!とは言わないけど、1年以内できれば半年以内には取ったほうが良い」と言われました。6mmを超えるとガンの可能性がかなりあがるらしいです。医師いわく「だいたい10mmのポリープを10個取ると2個くらいガンだね」だそうです。

流石にガンになるのは怖かったので、ポリープが成長しないうちにさっさと取ろうと思いました。1泊入院(1日目に手術、2日目に出血とかなければ帰れる)になるそうです。
現在、会社が繁忙期のため仕事が落ち着く5~6月くらいに取ることにします。ホントはすぐにでも取りたいけど、ひとまず仕事を片付けます。

何となくノリでやってみた大腸内視鏡検査だったけど、ポリープ見つかったしやって良かったなと思います。あと1年遅かったらめっちゃデカいポリープに成長してたかもしれないしね。

ということで、続きは手術終わってから(数か月後)

次の記事:大腸ポリープ切除手術

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