BUCK-TICKから「大切なお知らせ」が届いてから10日。
日常の生活は送れるようになってきた。現実として受け止め切れてはいないが、夢だったと思い考えないようにしなければ普通に笑えるし、ご飯もおいしく食べられる。ただ、まだ音楽を聴いたり映像を見たりは出来ていない。
この苦しい感情も忘れたくはないので、お知らせが届いた日の気持ちやこの10日間の気持ちを少し整理してみようかなと思う。考えながら文章にすると泣いちゃうけど。もうここまでで泣いてるんだけど。
2023年10月19日、ライブがあっちゃんの体調不良で途中で中止になったとお知らせを見て大丈夫かなと思っていた。いつもならその日のうちか翌日には「体調悪いのでしばらく休みます」ってお知らせが来るのに、3日経っても4日経って公式から何も発表がなく…
今井さんがインスタでビール飲んでたから落ち着いて病院から帰るところなんだな～くらいに思ってたんだけど、あれ献杯だったんだね。
2023年10月24日 13:58、仕事中にBUCK-TICKから「大切なお知らせ」といメールが届く。メールの内容は「公式サイトを見てください」のみだったので、慌てて公式サイトに行くが繋がらない。Twitter（X）のBUCK-TICK垢を覗くとみんなが嘆いていた。嫌な予感しかしなくて手が震えて心拍数が上がって、仕事中なのに仕事そっちのけでひたすらスマホをいじっていた。
良く「手が震えて」みたいな漫画とか読むけど、リアルでこんな風になったことなくて…あの時の私はどんな顔をしてどんな感じだったんだろう。仕事場の人は特に何も言ってこなかったけど多分とても挙動不審だったんだろうなと思う。
しばらく経っても公式サイトには繋がらず、Twitter（X）で流れてきたどこかのニュース記事の「櫻井敦司さん急逝」で知ることに。脳は理解してても心は理解出来ずみたいな状態で「信じられない」（これ書いてる今もどこかで信じてない）けど、手は震えてる。心拍数も戻らないし体も冷たい。血の気が引くってこういうことなんだろうか？
この日はほぼ仕事が出来ず、定時までの自分がどうしてたのかも覚えてない。友達からLINEが来たら返してたから『仕事中にひたすらLINEする女』にはなってたはず。仕事場の人は何も言わず（気づいてなかっただけかもしれないけど）に放置してくれて助かった。なんか言われたら号泣してたわ。
帰りに花を買いました。あっちゃんに似合いそうな真っ赤な花を。
デビューして35周年。これから40周年、50周年と続いて行くの楽しみだなって思ってたんだけどな。
ステージの上でメンバーが周りにいてくれて幸せな最後だったかなっていう気持ちと、まだ57歳だよ？！早いよ！60歳でちゃんちゃんこ着てわちゃわちゃしてるメンバー見たかったのに！って気持ちとが永遠にグルグルしていて。自分の気持ちの落としどころが見当たらない。
BUCK-TICKが解散したわけじゃないし、今井さんもまだ続けるってインスタで言ってたから応援するだけど、こんなに長い間一緒にいた人が急にいなくなってしまったメンバーは大丈夫なのかなって心配。「大丈夫」って言う人ほど大丈夫じゃなかったりするし。
私も今度ライブに行った時に真ん中にあっちゃんがいないって言うのを受け止められるのかなって思っている。
12月9日はZepp Hanedaに行きます。現実を突きつけられちゃう気がするんだけど、それでも。MESSAGE BOARDにメッセージ書く時泣いちゃうのかな。すぐ泣くタイプだけど、人前では泣きたくないので出来れば我慢したいし、友達と笑っていたいなぁ。
あっちゃん、いままでありがとうございました。あなたの書く歌詞が世界がとても好きでした。見た目は美しく麗しく、性格は穏やかで優しくて可愛らしくて、ライブで歌えば素晴らしい歌唱力と表現力で、とても魅力的な人でした。
これからも永遠に好きです。新しい歌詞や描く世界は見れないけれど、これからもよろしくお願いします。櫻井敦司をずっと応援しています。
また、いつかどこかで歌っている姿を見せてね。
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