霧越邸殺人事件

綾辻行人の霧越邸殺人事件を読む。
霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル)
洋館「霧越邸」で起こる連続殺人事件。
雰囲気がとても美しく、これこそ雰囲気に呑まれるってやつだろうと思う。


読んでる間は霧越邸の中を一緒に歩いてるような気分になる
とても描写が素晴らしい作品。
殺人事件が起こってからは作中の色んな所に
ヒントが散りばめられてたりするんだけど
あまり深く考えず読んでた。
が、読んでるとどうもしっくりこない点が多々あって
でも、考えても何がしっくりこないか分からず。
(ミステリ好きなのに犯人わかんないタイプなので/笑)
自分の持ってる違和感で「こいつ犯人」って決めてた。
間違ってたけどね!30%はあってたけど!
ただ第四幕までがちょっと長いかなと。
霧越邸の中に読者を召喚する為には必要な長さなのかな。
でも、薀蓄は斜め読みした(笑)
エピローグの「それは、眠りだ」にゾクッとした。
再び霧越邸が目覚める時がくるのかしら。