クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイの試写会に行ってきた。
2時間半の大作。面白かった。
目当ては堺雅人だったんだけど、
内容もかなり面白くて良かったですわ。


話自体はガンガン進んでいくので
登場人物の関係性に対する説明が一切無いので
物語を見ながら自分で理解していく。
もしくは公式サイトにバッチリ関係図が載ってるので
予習していけばわかり易いかな。
悠木(堤真一)は遊軍記者で日航機事故の全権を
社長にまかされます。
悠木はストレートな熱い男なので
上の人達とブツかりながら記事を作っていくんだ。
アレが仕事ナンだもんな。臨場感が半端ない。
で、堺雅人の演技は最高だよなぁ。
好きだから贔屓目ってのもあるが、良い役者だと思う。
あとでんでんさんは今回心の潤いでした。
あぁやってフォロー行ってくれる味方がいると強いよね。
販売局の局長の人をイラつかせる演技は最高だ。
天才的にギリギリの挑発。私なら殴りそう(笑)
社長のセクハラでやめた黒田の話の必要性が良くわからんかった。
ぶっ壊れちゃった神沢は可哀想だったけど
あぁなってしまう程の現場だったって事だよな。
帰ってきてから「手が足が」ってぶつぶつ言ってたし
520人のバラバラになった遺体の悲惨な状況が
手に取るようでキツイわぁ。
ラスト悠木はあのまま会社辞めたのか
安西は起きぬまま死んでしまったのか
など色々疑問も残るけど、そこは想像にお任せします??
にしても社長凄いな。究極のツンデレかあいつ。
悠木は自分から離れられないとか言っておきながら
離したくなかったのは自分じゃないか。
辞表を叩きつけた時の社長の動揺ぶりは凄かった。
で、「ニュージーランドに息子に会いにいく」はいらないと思う。
佐山がメモを読んだシーンでうるうるしてたのに
何か突然あれで拍子抜けました。
親子の確執みたいのもチラチラと出てたけど
全部いらないんじゃないかと思った。
が、原作ってそっちがメインらしいね。
この映画で親子の話なんてチョットも理解出来ない中途半端なので
逆に新聞社の方ばっか力入れれば良かったかな。
原作無視になっちゃうけど、新聞社の話凄い面白かったぞ。
あぁ、そうだ。親子の話がちゃんと描かれてないから
悠木メインの話だが、新聞社全員にスポットが当たってて
うまい作品だなって思ったんだよね。
ところで1985年に「セクハラ」って言葉あるの?
その台詞聞いてなんか違和感感じたんだけど。
とwikipediaみたら「1986年に~」って。
新聞記者だからこういう言葉に長けてたって事で良いか。