<内容>
彼女と出会ったのは腐った町の腐った便所。
盲目の美女ロザリンドとのロマンスを描いた表題作他、全十編の最新小説集。
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平山 夢明氏の短編集。
素晴らしく反吐が出そうな胸糞悪い小説で最高に好きです。
本のタイトルにもなってる「暗くて静かでロックな娘」が
優しく切ない気持ちになれるかな。
「チョ松と散歩」も好きだな。良いお話。切ない。
「おばけの子」はヤバイ。
他の話には形は違えどそれなりに愛はある。
が、「おばけの子」だけは救いもなけりゃ愛もない。何もない。
この中で一番胸糞悪い話。
しかもリアルである話だからタチが悪い。