ミサイルマン―平山夢明短編集

ミサイルマン―平山夢明短編集ミサイルマン読み終えた。
面白かった!さっくり読んじゃった!!
いや~この人の短編集面白いね~
普通の小説も読んでみようかしらぁ~
でも、今回のミサイルマンと
今年の頭に読んだ独白するユニバーサル横メルカトル
を比べると前回のが個人的には好みかな。
両方面白いけど、ユニ横のが好きです。
今回はサックリ読めちゃったからかな。
グロさがユニ横より薄いんですわ。


『テロルの創世』はSFだけどノスタルジーな少し寂しい話。
どちら側に生まれても良くない感じの。
後藤好きです。人を好きな人は好きなのです。
『Necksucker Blues』ブルーにゾクゾクした。美しい。
最後の展開にも別の意味でゾクゾク。
「Chat Sauvage」って単語は覚えておかなくちゃ(笑)
「からだ中に、壺の中の塩をたくさんよくもみ込んでください。」
って言われちゃたまんない!!
『けだもの』一番好きだ!切なくて悲しくて。
ナカタの凶悪さで更にそれが増していて素晴らしい話。
とうさん好きだよ。達観しすぎだよ。
この後のテオの物語も読んでみたい所です。
『枷』、枷設定は何となく分かる。
完璧を求めちゃうので枷が無いと何ともならなくなるんだよね。
歯止めが効かないんだ。マリコが良い子で良かったなと。
呪詛返しっぽいけど。でもハッピーエンド。
『それでもおまえは俺のハニー』
ここまで人を愛せるなんて。私も愛したい。愛されたい。
『或る彼岸の接近』ちょっとこの1作だけ毛色が違う感じ。
「あなたの知らない世界」系嫌いじゃないけど
夜中一人で読んでると後ろ振り返れない感じがイヤンなのよね(笑)
やっぱりこういうのは狙われるのは奥さんなんだよな。
女性の方が感受性が豊とかそんな感じなのかしら。
奥さん頑張ったんだけどね。もうちょっとだったのね。
『ミサイルマン』何か食わせろ~何か食わせろ~
つーことで、テンション高め(?)なお話。
こういう若者いるいる!と思ってしまうような感じです。
爽やかだなと思いました。