プラド美術館展

今日は国立西洋美術館にプラド美術館展を見に行ってきました。
プラド美術館はスペインにある美術館で、今回の美術館展は
そこから約85点の作品が来てました。


フェリペ4世やら日傘などの有名どころもありましたが、
やっぱり私は宗教画が好きだったりします。
ので、聖人やキリストの絵をじっくり堪能してみました。
いろんな聖人がいる中で、聖ヨハネとマグダラのマリアの絵が多かった気が…
(※マグダラのマリアと聖母マリアは別人です。)
リシの受胎告知もありました。受胎告知の絵は色んな画家で描いてますが、
リシの受胎告知は色合いが鮮やかで良かったです。
ムリューリョの「無原罪の御宿り」「善き羊飼い」も素敵な絵でしたよ。
善き羊飼いは幼いキリストを羊飼いの少年として描かれているんですが、
キリストの顔がとても可愛いのです。穢れの無いような。
羊も意味があり、蛇は悪、羊は善を表すそうで、良く絵に描かれます。
あと、十字架を運ぶキリスト画が2種類あったんですけど、最高だった(T^T)
ティツィアーノの方はキリストのなんとも言えぬ表情が、十字架を運ぶキリスト画も
色んな画家が描いてますが、ティツィアーノのキリストは他の画家と違う表情をしてるんですよね。
もう一人はバルデスのキリスト。私はコレに惚れました。あの絵欲しい。
大きい絵なんですが、近くで見るのと遠くから見るのでは絵の表情がぜんぜん違うんです。
遠くから見るとそのままこっちへ歩いてきそうな、今でも動き出しそうな風に見えます。
今回のメインのゴヤの絵は最後のスペースに並べられて飾ってありました。
日傘・巨人・ボルドーのミルク売り娘+あと数作品。
巨人を描いたゴヤとボルドーのミルク売り娘を描いたゴヤは別人に近いくらいに
精神面で変わったんですよね。同一人物の絵とは思えないですよね。
12:00に美術館に入ったのですが、3:00。
通りで足が痛いと思った(笑)
でも、そのまま常設展を見に行きましたけどね。
こっちには最後の審判の絵が1つあったのですが、最後の審判の絵を見ると必ずユダ探しをします。
絵に興味が無いけど、付き合いで見に行かなきゃって人に絵を楽しく見る方法を…
宗教画に描かれる人達には必ず象徴になるものが何処かしらに描かれます。
例えば、聖ペテロ(ピエトロ)ならば鍵を持っているとか、
聖ヨハネは毛皮を着ているとか
マグダラのマリアは香油のツボかな。
あとは棍棒だとかそばに動物が立っているとか。
受胎告知では天使ガブリエルは純潔を象徴する白百合の花を持っていて、
マリアは赤と青を合わせた服を着ているのが主です。
こういうのを知って絵を良く見てみると、
興味のない絵でも楽しく見れます。
で、少し長くなりましたが最後の晩餐でユダを見分けるのも同じです。
ユダは銀貨30枚でキリストを売った男なので、銀貨の袋を持っています。(そばにあったり)
だいたいが黒髪・黒髭で描かれてます。
そして他の聖人よりも暗く描かれたり、小さく描かれたり
あと、聖人には頭の後ろに光が差している絵が多いのですが、
それもありません。
黄色は裏切りをあらわす色と言うことで、黄色い服を着ている場合もあります。
今回の西洋美術館の最後の晩餐のユダは茶髪で、
他の聖人たちにも後光が無く、大きさも他と同じで
判断するのは手に持った銀貨袋だけでした。
でも、こうやって意味のある絵をわかる範囲だけでも理解して見るって楽しいですよね。
常設展から出てきたら17:00でした~
私は美術館へ行ったら気に入った絵をポストカードで買ってきて
ファイリングするのが趣味なんですが、
今回気に入った絵が1枚もポストカードになっていなくてショック!
十字を背負うキリストの絵が欲しかったんですけど、無かったです。
なんで何だ!キリスト関係の絵は1枚も無かったぞ!悔しい。
しかたないので、他に気に入った
「無原罪の御宿り」「善き羊飼い」「神の仔羊」「巨人」「受胎告知」
の5枚を買ってきました。
これにキリスト画や聖人画のポストカードがあれば完璧だったのに…
プラド美術館展は6月16日までなので、行きたい方は早くね!!