<内容>
あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが…クリスマスの夜、ついに勃発する密室の惨劇!悪夢の果てに待ち受ける戦慄の真相とは!?ミステリーランド発、「館」シリーズ第八弾、待望の文庫化。
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びっくり館は2011/12/15読了。
児童書だけどちゃんとした館シリーズの8作目。
児童書なのでさっくり簡単に読めます。
主人公が小学校六年生なので、その位の子が読みやすいような文体になってます。
といっても、やはり綾辻氏作品なので
完全に子供向けという感じでもないです。
今の小6の子が苛めとか虐待とか殺人とかの小説を
読むかどうかはわかりませんけど、
子供が文字通り読んで受け止めるだけではなく
大人が読んで深い部分まで考える小説だなとは思います。
館シリーズ未読でも楽しめるお話だけど
門実さんも出てきますし他にも仕掛けがあるので
館シリーズ読んでるほうが楽しく読めます。