暗黒館の殺人

暗黒館の殺人(一) (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 21359

<内容>
蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴…。著者畢生の巨編、ここに開幕。


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暗黒館の殺人は2011/12/9読了。
館シリーズ「全10作」の7作目。
文庫版は4冊の長編です。
読み始める前は長いかな~と思ったけど、読み始めるとそんなことはなく
むしろこの小説をじっくりゆっくりと時間をかけて読むために
もう少し長くてもと思ってしまった。
早く読みすすめたいけど読み終えるのが勿体無い小説です。
館シリーズを最初から全部読んでいる人ほどそう思えるかな。
フィナーレとも言えるような
でもここからが始まりなのかな。
読み終えた後に「感無量とはこんな感じかな」と
なんだか泣きそうでした。
この物語を知った後に十角館の館を読み返すと
まったく違うお話に感じられるだろうな。
色々な想いで泣いてしまうかも。
暗黒館に住む人たちは魅力的で、ちょっと私も住みたいなと。
今後、中原中也を見る度に暗黒館を思い出しそう(笑)
美鳥・美魚が好きなので誰かフィギュア化してくれないかしら。
買う(*´д`)
和装でお願いします。
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