隣の家の少女

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)
ジャック ケッチャム
扶桑社
売り上げランキング: 2012

<内容>
1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―。キングが絶賛する伝説の名作。


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実際にあった事件をベースにしたお話らしいです。
帯に「残酷なのにどこか切なく美しい」とありますが、何処が?と。
ただひたすらに虐待される少女の話。
少女が美しい子というだけで、切なく美しい内容ではないです。
酷い虐待物だし。
人間心理のダークな部分を書いてるとあるけど
主人公デイヴィッドのストーリーなので、全てデイヴィット目線だし
誰かの心の内を書いてたりはしない。
デイヴィッドが見続けた虐待の様子が書かれているだけです。
私の中に特別クルものもなく「最悪の読後感」を感じるものではなかったな。
というか私の「最悪の読後感」ってのが変わってるだけなのかもしれないけど。