クリムゾンの迷宮

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介
角川書店
売り上げランキング: 15765

<内容>
藤木はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。ここはどこだ?傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」


-------
「貴志祐介にハズレなし!」
面白くて一気に読んじゃったわ~
貴志祐介氏の作品を1つでも読んで面白かったと思えた人なら
たぶんどれを読んでも面白いと思う。
黒い家・青の炎・天使の囀り、そしてクリムゾンの迷宮と読んだけど全部当たりだった。
次は十三番目の人格 ISOLAと硝子のハンマー辺りかな。
「クリムゾンの迷宮」は昔ゲームブックで遊んだ事ある人は
ワクワクしちゃうかも。怖いけど。
あとRPG好きとかアドベンチャー好きなゲーマーにもお勧め。
ゲームブックは私が小さい頃にはすでに図書館にボロボロのがあったくらいで
「小学生の頃読んだなぁ」程度だけど、何気に面白くて好きだった。
小学生には難しかったし、内容も怖かったけどね。
なんか泉で水飲んだら死んじゃうとかそんな感じ(笑)
「クリムゾンの迷宮」はそんなゲームブックのような事を
リアルでやらされてしまう人たちの話。
人間怖い系ホラーです。
内容は凄いリアルで怖いけど、ラストがちょっぴり切なくて良いです。
結局このゲーム自体が誰がどういった目的というのは分からずだけど
私は幽遊白書に出てきたBBCみたいなの想像したわ。
BBCみたいな団体なら何でも出来そうだもんね。
主人公と別チームとで4ルートあるんだけど、主人公以外の3ルートも読みたいと思ったわ。
特に南ルートはそら恐ろしい話になるだろうなぁ。