青の炎

貴志祐介の小説は2冊目だ。
1冊目の黒い家とだいぶ違った(ホラーでないから?)雰囲気。

青の炎 (角川文庫)
青の炎

posted with amazlet at 08.06.29
貴志 祐介
角川書店
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凄く凄く切ない。
母と妹を守ろうと家に転がり込んだ男を殺害する話。
簡単に言うとこんな感じだが、凄く深く切ない。


秀一の気持ちも凄く良く理解出来る。
が、もっと他にも色々と方法があったように思う。
秀一の選択が全て最悪の方向に転がっていったラストのあの結果。
悲しすぎて泣きそうだった。
母・妹・秀一ともう少し曾根について話あってれば
母親ももっとキチンと子供達に説明してあげていれば
殺人なんて犯さなくとも済んだのに。
殺人が殺人を呼び…
殺人者なのに秀一を応援したくなる。
悪い子じゃない。と言うか良い子過ぎるんだよね。
だから自分を犠牲にしても全てを守りたいって。
良い子過ぎるよ。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。