密閉教室

密閉教室 (講談社文庫)法月綸太郎の密閉教室を読む。
久々に過度の期待をして読んだ本。
過度の期待をして読むとたいてい「つまんなかった」って
なるんだけど、今回は面白かったです。
テンポが良いからガンガン読み進めてしまう。
本当ならノーカット版が読みたかったが、
とりあえずはこっちで。
買った時にノーカット版もう売ってないもん!
と思ってたんだけど、調べたら今年の頭に出てたよう。
ノーカット版 密閉教室 (講談社BOX)なる物。
これを見て思い出したが、私これ目にしたことあるな。
すっかり忘れてて文庫買っちゃったじゃん(・ε・)


学園探偵ミステリーなんだけども、かなり面白かった。

早朝の教室で、高校生中町圭介は死んでいた。
コピーの遺書が残り、窓もドアも閉ざしてある。
しかも異様なことに四十八組あったはずの机と椅子が、すべて消えていた。
級友工藤順也がその死の謎に迫るとき次々現れた驚愕すべき真相とは?

という内容なのに主人公・工藤自身も…
ラストで犯人が2転3転して読み止められなかった。
電車で読んでたらそのまま目的地過ぎてしまいそうな。
てか、主人公は森警部(笑)
うーんとねぇ、森警部好みです。
工藤の主人公なのにただの視点に過ぎない感じとか良いけどね。
森警部視点でも読んでみたいわね。
○○視点とかアドベンチャーゲームでありそうな。
読んでて犯人こいつだろうってのは最初から
なんとなーーく分かるんだけど、でも最後でアレ?違った?
概ねあってたけど一番肝心なとこが違ったってのは驚いた。
中学時代の雨の放課後を思い出すような小説だったわ。