文庫版 今昔続百鬼 雲 -多々良先生行状記-

今昔続百鬼 雲今昔続百鬼 雲読了。
面白かったよ!
京極堂が喋りまくって無いせいか読み易いし(笑)
4話目にゲスト出演してるけど。
沼上君が語り部で多々良先生との昔の旅行話を…
で、話が進むんだけど常に怒っている沼上君(笑)
3話目くらいまで怒ってばっかだなと思ってたけど
4話目で色々分かったわ。
心ウラハラ~♪ね。


4話目で京極堂より里村先生登場に驚いた私。
今回は解剖も出来ちゃって凄い嬉しそうで私まで嬉しく。
なんでこんなに活き活きしてるんだろうって位に活き活き(笑)
「好きで好きで堪らないのね、解剖」って言ってる里村先生が
可愛くて可愛くて堪らないデス。
解剖中に「見る?」と聞くのはやっぱり見て欲しいんだろうか。
駄目だよ、沼上君も見てあげなきゃ。
きっと解剖の嬉しさ、楽しさを他人に分からせてあげようと見せてくれるんだから。
私なら「見る!」って言うのにな~
電車の中で読んでて京極堂が
井戸に多々良センセイが「落ちてる」じゃなくて「詰まってる」
と言ったので吹いた。
落ちてるで良いのにわざわざ詰まってるなんて…(笑)
榎さん本然り、電車で読むのは危険だったわ。
本の最後が「世の中は不思議だねぇ」というセンセイの言葉なのが印象深い。
その前のページで「この世に不思議なことなどそうそうない」と京極堂が言ってるんだけど
同じ妖怪スキーでも正反対だな、この2人。
そうそう、最近気付いたんだけど人に特長なんかを説明するときに
「手の目っぽい顔の人」とか言う妖怪ネーム説明は通じない!
手の目くらいなら通じると思ってたんだけど。
私もそう詳しい方じゃ無いけどガキの頃の知識がまだ残ってたりするのね。
小学生の頃、家にのらくろくんとか鬼太郎とかちょい古世代の漫画が
置いてあって読みまくってたからな。アレは父親の趣味だったと思う。
のらくろくんと言ってもテレビでやってたみたいのじゃなくて戦争物のやつだった。