死者の書

sisya.jpg 「死者の書」 見に行ってきました。
岩波ホールに入ったら年配の方ばかりでビックリ。
死者の書というより川本喜八郎ファンで来たのかしら
…と思ってたんだけど上演中最悪。
指定席じゃなく自由席なのは良いんですが
上演中に席移動する、イビキかいて爆睡、袋をガサガサ漁る
携帯がなってるのに切らない(数回なり続いてた)
など、こいつら暇つぶしに入ってるんじゃねーかと思われた。
本気で見たい人に超迷惑デス。
寝るなら帰れ!最初に携帯電源切れって出てるじゃねーか!
岩波ホールはアニメーションと歴史ある・・・
という場所らしいけどアレじゃあねぇ。
平日の昼間に行ったのがいけなかったのかなぁ。


映画は原作そのままを映像化した…って考えるとスゲーよ!!
さすがに構想30年を要してるだけはあります。
人形アニメーションだから一コマずつ撮っているんだろうけど
優雅で綺麗。特に郎女の動きが。
死者の書は読むと内容は分かるんだけど何だか難しい。
文体が特殊だから取っ付き難いというか。
川本喜八郎氏は「内容を時系列に並べ替えてみたら謎が解けた気がした」
と書いてました。
映画が小説より分かり良いのは脚本のおかげってのが大きいと思う。
小説はあの文体でアッチとコッチが順番で話が進むから
混乱するんだと思うしねぇ~
死者の書自体何か凄い深いモノがありそうで怖いなぁと思ってた。
特に郎女は考えても分からないけど何かあるよ。
なんかこう、説明できないモヤモヤが心の中にあるんだけど…
最初の15分ほど時代背景や郎女のモデルとなった女性など
説明補助的な映像があって本編アニメなので、
内容でついていけなくはならなかった。
未読の人もコレ見れば大体はOKな気がします。