＜内容＞
証明します、男と女がいかにもつれるかを…宇宙人、四十四年後、呪い、狼男、幽霊、嘘。6つの謎が提示され、証明されていく異色の連作短篇集。文章はすべて一組の男女の会話のみ。著者の奇才が冴え渡る。
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2012/11/25読了。
6つの短編全て「一組の男女の会話のみ」という面白い小説だった。
会話のみで背景や心理描写もまったくないのに
男女の背景が自然と見えてくる。
しかも会話が説明口調だったりせず、いやらしくないのが凄い。
井上夢人氏の小説を読むといつも筆力凄いなと思うけど
この本はホント凄いと思う。
自分が喫茶店で隣の席の男女の話を盗み聞いてるみたいな。
（私の筆力は０/笑)
「四十四年後の証明」が好きだな。
