月光ゲーム

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)
有栖川 有栖
東京創元社
売り上げランキング: 32794

<内容>
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。


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「本格ミステリ好きなら有栖川有栖読まなきゃじゃない?」→
「最初に読むならどれ?」→「月光ゲームから始めたら?」
ということで、読んでみた。
内容はすんごく青い青春ミステリなんだけど、
青春小説は好きなのでソコは特に気にならなかった。
けれど、あまりに多い登場人物。
一人ひとりの個性が強い割には印象に残らないので誰が誰だが
それに加えて設定が現実的ではなくて読むのに凄い時間がかかった。
我が我がと前に出てくる登場人物に主人公と探偵役の江神さんが
モヤかかったように目立たなかった。
探偵役目立てということじゃないんだけど、
読んでる間中、存在感がなくて江神さんは半透明だった(笑)
喋らないとか物静かでも存在感ある人物はいるからね。
マーダーゲームやってみたい(笑)
最後の犯人当ては状況証拠過ぎると思うんだけど…
あれで言い当てて良いんだろうか。
犯人も認めたから良いのか?