<内容>
奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体は何を語る?前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を展開する。名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ「館」シリーズ、直球勝負の書き下ろし最新作
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館シリーズ9作目。
暗黒館のゴシックな感じから一変して
原点回帰な綾辻行人の本格推理小説。
暗黒館も良いけど、私的には館シリーズといえばこちらの方かなと。
暗黒館と比べるとかなり軽いしサクッと終わるけど。
暗黒館は中村青司ついて色々分かっちゃったし
「良い最終回だった」って感じの本だからね。
あと館シリーズだと鹿谷さんが居ないし(笑)
いや、いるけど活躍してないから。
ということで、今回はちゃんと鹿谷門実が探偵役の本格。
ミスリード満載で全部に律儀にひっかかる私(笑)
お!ここだろ!とか思って全然違ったり楽しい。
館シリーズは全10作なので残すはあと1作。
ラストも鹿谷門実の活躍で終わって欲しいなぁ。
あとコナン君も出れたら良いね。