天使のたまご

アニメ界の鬼才・押井守監督が、天野嘉孝とともに贈る名作OVA
TOKUMA Anime Collection『天使のたまご』
 水没した都市。
 天使が生まれるたまごと信じてそれを大事に抱き続ける少女。
 鳥を探して旅をする、巨大な銃を抱えた青年。
 ふたりは出会う…。

絵が好みだなと思ってみてたんですが、天野さんの絵だもんね。
そりゃ~好みだよ、と納得。


内容はよく分かりませんでした。
廃墟と化したドイツの街並みと雨。
終始暗く重いイメージの映像で、映像的にはかなり好みです。
でも、内容がわからん!
青年が大きな銃を持ってるんですが、私にはそれが巨大な十字架に見えて…
その銃の中心は赤いんですが、暗い映像の中でそこだけ異様に目立っていて。
銃を背負いながら天使の羽の中に立っている青年は、
十字架を背負っている様にしか見えない!
それもこの映像の狙いなのかな?
結局、あのたまごの中には何が入っていたのでしょう?
本当に天使が入っていたのかもしれないねぇ。
きっと、入っていたんでしょうねぇ。
少女は死んだの?急に成長したのは何故?
あの少女も何者だかわからないしねぇ…
少女と青年の関係ってなんだったんだろ?
水没した街にいた人たちは、幻想でしかなかったのかしら?
不思議な作品だけど、見る価値は十分にあると思うぞ。