殺戮にいたる病

殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子 武丸
講談社
売り上げランキング: 26331

<内容>
永遠の愛をつかみたいと男は願った―東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。


—————–
面白すぎて一気に読んだ。
エログロだからグロ苦手な人は無理かもしれないけど。
あまりにも衝撃的なので反転で感想書く。
(↓ここから)
最後の数ページの衝撃が凄かった。
全然考えもしなかった凄い叙述トリック。
まんまと騙された。
普通のストーリーとして読み進めてて凄い面白かった。
ラストもこのまま犯人捕らえて終わるんだろうと思ったら
思いっきりのネタバラし。
180度見方が変わってしまって…
こんなに綺麗に騙されるとは思ってなかったな~
「息子=父親」の図がこんなにも分からないもんかねぇ。
私の中の稔像は20代の若者だったわよ。
最初のナンパが大学内だから余計に大学生だと…
最後のホテルでも息子に殺されたのは父親だと思ってたのに!!
気付かずにスルーしてるミスリード、きっと大量にあるんだろうな。
読み返したらなるほどねって思うくらいにね。

(↑ここまで)
ということで、これ明日からもう1回読む。